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毎日コラム 2015年10月04日
業界も熱視線“自転車女子”急増
今、自転車ブームでは?
本屋には多くの自転車専門誌が並び、街にはスポーツ自転車があふれている。 自転車を始める理由は、ガソリン高騰やメタボ予防、環境や財布のエコなど人それぞれ。
急増する“自転車女子”や自転車を通勤に利用するツーキニストも増えている。
街なかから郊外まで、スポーティーな自転車をさっそうと乗りこなす人を多く見かけるようになった。
一口でスポーツ自転車といっても、高速で長く走ることが可能な「ロードバイク」、旅を目的とした「ツーリング車」、山道を走る「マウンテンバイク」など、用途によって専門的な車種が存在する。

「電動ロードバイクって?」

ロードバイクがまさに流行っている。
週末、海岸通りや峠道を何台かで連なって走っているのを見かける。
ドロップハンドル、細いタイヤに多段変速ギアの付いた、いかにも早く走れそうな自転車だ。
ヘルメットにサングラス姿なので乗っている人の年齢は分かり難いが、若者から中年・壮年まで幅広い層の方々のようで、皆さん必死でペダルを漕いでいる。女性も結構な数だ。

マンガ「弱虫ペダル」の人気をきっかけに自転車ブームが到来している。
「弱虫ペダル」は「週刊少年チャンピオン」に連載中のマンガで、テレビ東京系でアニメも放映されている。高校生たちの熱いロードレースの戦いを描いた作品で、女性を中心に人気を集めています。
登場人物の一人ひとりが強い個性を持ち、主人公より脇役の人気が高かったりするが、推しキャラが乗るロードバイクと同じメーカーのものを購入する人もいる。
キモ・キャラでファンの多い御堂筋くんの乗る「DE ROSA」はイタリアの高級(=高額)ブランドだが、初心者女子から指名買いが入るそうだ。

先日、YAMAHAから電動アシスト付ロードバイクが発表された。変速機やブレーキなどのコンポーネントにはSHIMANOの「105」という中級グレードを使った本格的なロードバイクに、バッテリーやドライブユニットなどの電動アシスト機構を小型化して

車体重量を15kgに抑えた、なかなかの力作。
電動補助を禁じているロードレースなどの競技には使えないが、ホビー用途には面白い。
YAMAHAといえば、電動アシスト自転車を世界で初めて開発・販売したメーカーである。顧客ニーズとシーズ(種)を結びつけるのが上手い。
この商品企画のターゲットは、ロードバイクに乗ってみたいが体力に自信のないオジサン達だろうか。

次回のコラムでは、ロードバイクは「大人のプラモデル」を紹介します。

スポーツ車
スポーツバイクは、大きく分けると、ロードレーサー、マウンテンバイク、クロスバイク、ランドナーなどに分類されます。輸入車の場合、予約生産、受注生産などでかなり納期が必要な場合があります。

シティサイクル・ファミリー車
シティサイクル、ファミリー車は、大きく分けると、いわゆるママチャリ(婦人車)、通学車、子供乗せ専用自転車、子供車に分類。

折りたたみ自転車・小径車
折りたたみ自転車は、大きく分けるとスピードスポーツタイプ、街乗りタイプに分類されます。26インチのMTBタイプから14インチの小径タイヤのタイプまであり、ハンドルも種類があります。この他に、ハンドルのみ折りたためるセミフォールディングタイプや分割タイプがあります。

電動アシスト自転車
ペダルをこぐ力をバッテリーとモーターで補助してくれる自転車。バッテリーの容量で、1回の充電での走行距離が変わります。大きく分けるとスポーツタイプと婦人車タイプに分類されます。その中に、子供乗せ専用タイプやコンパクトタイプがあります。アシストがあると、誰かが後ろから押してくれるような感覚で、とても楽に走行でき、走ることが楽しくなります。

訪日外国人旅行者の増加も一因となって、レンタサイクルの普及が加速している。
従来、大都市圏を中心にコミュニティサイクルなどの導入が進んでいたが、ここにきて旅行者を対象に、交通機関がやや不便な観光地を効率的に巡る手段としての需要が拡大をみせているという。
外国人旅行者は、大型バスで団体行動のイメージが強いが、リピーターなど上級者になると、自転車での単独行動も現実的になってくるという。
自転車関連銘柄としては、ブリヂストン<5108>、パナソニック<6752>、ヤマハ発動機<7272>などの自転車メーカー(電動アシスト車含む)、変速機・ブレーキ部品など自転車部品世界最大手のシマノ<7309>、自転車専門店のあさひ<3333>などがある。