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毎日コラム 2015年06月16日
コンビニの“駅ナカ”争奪戦
えっ!東京メトロ売店、ローソンに変わる

大手コンビニエンスストアのローソンと東京メトロが提携し、地下鉄駅構内の売店「メトロス」の一部店舗をローソンに転換することになった。

夏以降から転換を始め、今後2〜3年をめどに全140店のうち利用者の多い50店をローソンに転換する。残る90店についても切り替えを検討していく模様。

店舗面積は通常のローソンより狭い小型店となるが、おにぎりやサンドイッチ、日用品など通常のローソンの商品を扱う。

営業時間は現在のまま引き継ぎ、一部を除いて午前7時〜午後10時、日曜や祝日は定休日。

この背景には、「街ナカ」に適地が見当たらなくなったという事情がある。

セブン−イレブン、ファミリーマートを加えたコンビ二大手3社が市街地での激しい出店競争を繰り広げてきたからだ。
既にセブンは、西日本旅客鉄道(JR西日本)や京浜急行電鉄などで約140店を展開している。

ファミマも、九州旅客鉄道(JR九州)などと提携し、2月末時点で駅ナカに約470店展開。

駅ナカ出店で先行されたローソンとしては、9路線で1日平均644万人(2012年度)と圧倒的な利用者数を誇る日本最大の地下鉄である東京メトロとの提携で巻き返したいところだ。


次回は6月17日(水)更新!!