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毎日コラム 2015年07月04日
デフォルトの意味とギリシャとユーロ円が破綻、日本も他人事ではないですよ!
ギリシャは国の赤字をごまかして借金していた
一般に国の財政、つまり税金などの収入(歳入といいます)よりも、公共事業や公務員の給与などの支出(歳出といいます)が多ければ赤字となります。

財政が赤字になれば、政府は赤字を補填するため「国債」という証書を発行し、銀行や国民に買ってもらってお金を集めます。つまり借金をするわけです。

ギリシャは、安易に国の財政赤字を他のEU各国からの借金でしのぎ、少しでも赤字を減らす財政改革の努力を怠ってきたといわれます。とくに問題なのは、財政赤字を少なく偽って、つまりごまかして国債を発行するという、『赤字隠し』をしていた点です。

【デフォルトの意味とは】
デフォルトとは、「欠席・怠慢・不履行・棄権・初期値・既定値」などの意味を持つ言葉になり、「金融関係」で【債務不履行】として、活用されることが多い。

簡単に説明すると、「決まった日までに返済する約束で、お金を貸します。しかし、その決まった日にお金が、返済出来ない。返済出来る力や経済力が国自体ない証明になります・・・」

つまり、国が無くなってしまう可能性があると言うことです。

その国に関わる金融資産は極めて価値の無いものに、なってしまうと言うことになります

日本も他人事ではないですよ!
2月、経済財政諮問会議に内閣府が提出した資料「中長期の経済財政に関する試算」の中に驚愕すべき数字があった。

試算はアベノミクスが成功する「経済再生ケース」と成長率が現状維持の「ベースラインケース」の2つのシナリオで各種の経済指標を予測したものだが、経済再生ケースの場合、2014年に0.4%だった長期金利(国債利回り)が10年後の2023年には4.6%まで上がると見込まれている。この数字が意味することは何か。

国の借金は2015年度末には1035兆円に達する見込みだ。

金利0.4%なら単純計算で利払いは年間4兆円で済むが、金利が4.6%になると年間約48兆円にハネ上がる。

国は税収(2014年度約51兆円)のほぼすべてを借金の利払いに回さなければならず、借金の元本返済ができないのはもちろん、年金(半分は国庫負担)などの社会保障費や公務員の給料さえ払えなくなる。

いったん国債急落が始まると、10年後どころか金利は即座にハネ上がる。日銀や「年金積立金管理運用独立行政法人」(GPIF)、銀行などは大きな含み損を抱え、金融危機が再来する。
そして国債は売れなくなり、国は新規国債の金利をどんどん上げなければならない。

その時点で日本経済はあっという間にデフォルトに陥り、円の価値は大暴落、国民生活は破綻する。

週刊ポスト2015年4月10日号を参照:Eimei.TVが作成
次回は7月5日(日)更新!!