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2016年01月01日

2016年は、”申(さる)“相場騒ぐ年!



画像は、櫻井英明最新電子書籍( kindle版 )から

干支と相場格言
今年の干支は”申(さる)“年ですが、そもそも昨年の”未(ひつじ)“年だったことを忘れていた次第。
相場の格言では、「未(ひつじ)辛抱、申酉(さるとり)騒ぐ。」というのがある。
よって今年にあたる2016年の申年では、”騒ぐ”相場になることになりますが、いったいどう騒ぐのか?

年間で株価が上下し、激しい動きをするという意味なのか。
相場の変動幅が大きく、値動きが荒いので注意が必要な年ということを表しているのか。
今年からの2年間は騒がしい株式市場になるのか・・・?
そもそも”辛抱”であるはずの昨年、十分に騒がしい年となっていた。

そこで心配な申年について、過去の動きを紹介しよう。
1992年(平成4年)は、バブル崩壊が加速し、就職氷河期が始まった頃。

不動産価格と株価のバブルがはじけ「約1,200兆円という価値が失われてしまった」といわれる時代で、日経平均株価の年間下落率はマイナス26.4%にも達した。

底値は1992年8月の14,309円で翌年の1993年には2万円台を回復したため、やはり値動きが荒い展開となった。

2004年(平成16年)は、世界的な株高を背景に年初は堅調なスタートを切った。その後、当時の米連邦準備制度理事会(FRB)のグリーンスパン議長の利上げ発言等を背景に2月には安値をつけたが、その後再び上昇した。終わってみれば、年間の上昇率はプラス7.6%となった、やはりこの年も騒がしい1年だった。

1970年以降の申年では、実は年間の日経平均株価の騰落率がマイナスとなったのは、1992年の一度だけなのです。

今年も企業業績は堅調に推移すると予想されている。
株式投資は、大きく下がった時にその後の反発を狙って投資をするという方法が一般的だ。
ただし、今年は、変動幅が大きい年であるということをお忘れなく・・・。

しかし相場が騒ぐのは今に始まったことではない。
七変化の目くらましに動じることなく驚きを喜びに買える時間帯を過ごしたいものです。

2016年 株式市場に影響を与えそうなイベント
01月01日マイナンバー(国民番号制度)開始
03月01日米国スーパー・チューズデー(米国大統領選挙のヤマ場)
04月01日電力小売完全自由化
05月26日三重県伊勢志摩でG7サミット(主要国首脳会議)(5月27日まで)
06月19日公職選挙法改正により満18歳から選挙権を付与
06月30日ブラジルが地上波デジタル放送へ全面移行
07月XX日参議院総選挙
08月05日ブラジル・リオデジャネイロオリンピック開催
11月08日米国大統領選挙投票日