兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

【ツイッターで歓喜の声】5年の沈黙をやぶり豚丼復活!!
【ツイッターで歓喜の声】5年の沈黙をやぶり豚丼復活!!
2011年以来、約4半年ぶりに復活!
あの味を忘れられなかった豚丼ファン、“もう一度”と待ち焦がれていた人たちにはお待たせ!だと思います。
多くのユーザーが歓迎しています。
久々にあの味を味わってみたいですね!

吉野家公式HPより

吉野家は、3月30日、「豚丼」を4月6日から復活販売を発表しました。
多くの客から要望があったのに応えたということです。
「豚丼」は、牛丼販売休止期間の2004年3月から2011年12月まで販売していた商品。

復活販売では、価格は2005年10月以降と同様の、並盛330円(税込、以下同じ)とした。アタマの大盛が430円、大盛が500円、特盛が630円。ちなみに「牛丼」と比べそれぞれ50円安いのです。

以前と違うのは、キムチ、ねぎ玉(ネギ+生卵)、半熟玉子、チーズと、トッピングの種類が多いことです。

もともとリピート率の高い商品なので、味のバリエーションでさらにリピートを誘う狙いがあります。

吉野家公式HPより

吉野家では記念セール実施!
今回の「豚丼」復活を記念して、6日午前10時〜12日午後8時までの期間限定で豚丼の並盛を通常よりも30円安い300円(税込)で提供するセールを実施します。

豚は牛よりもヘルシーですし食べやすいのもあって人気は出ましたよね。
ですが知らぬ間に消えていた印象でもあります

豚丼の提供が休止になった理由はご存知でしょうか?

その理由一つは、「BSE」。
記憶では、BSE問題で牛丼の牛肉の安定入手が困難になり、販売停止。その代替品として、2004年3月から販売されていたのが豚丼。
その後問題が落ち着き牛肉の安定入手が可能になり牛丼が復活しました。


また、吉野家だけでなく飲食業全体の問題でもあります。
どれだけ安価な商品でも人気が出ないと何ともなりませんし、看板商品が売れなくなってしまう事が一番つらいことです。

吉野家の利益は「牛すき鍋膳」などの高単価のものでなんとか耐えている状態で、客数は軒並み減少傾向にあるます。
2015年度の既存店の実績を見てみると、「牛すき鍋膳」といった高単価メニューの人気などで客単価と売り上げこそ前年比100%を超えていますが、客数は88.5%と前年割れの状況、その対策として打ち出されたのが豚丼というわけです。

豚丼は苦肉の策ではありますが、看板商品の牛丼をより目立たせる存在に返り咲きすればいいですね。

牛丼は以前、並盛で280円でした、消費増税や原材料費の高騰の影響で、現在は380円まで値上がりしています。

復活の豚丼は、価格据え置き。消費者にとってうれしいことです。

一部店舗では先行販売されています、お近くに吉野家があるという方は行ってみると良いかもしれませんね!

[9861]吉野家ホールディングス
株価  :1,360円(4月4日終値)
市場  :東証1部
単元株数:100株
会社概要:牛丼屋の老舗で国内2位。吉野家を全国展開。
優待  :2月/8月に300円サービス券。
     ※保有株式数に応じて変動。
100株以上 10枚 / 1,000株以上 20枚 / 2,000株以上 40枚

チャート出典:ストックウエザー株式会社