「あ〜あ、仕事か」憂鬱な気分 ○○病では

ゴールデンウィークも明けて、明日から仕事！　という方も多いのでは？　
連休明けということもあり、「あ〜あ、仕事か？」憂鬱な気分という人も少なくないかもしれません。
気分が沈む。やる気が出ない……。

“出社したくない病”いわゆる「五月病」です。
要注意です。 基本的に「五月病」は医学的な病名ではありません。
五月の連休明け、そのような症状を訴える人が多いことから、このような呼び方をされています。
そのため、明確な診断基準もありません。五月病と自己判断して医療機関で受診すると「適応障害」もしくは「うつ病」と診断される場合があります。

環境への適応が難しく精神的・身体的不調が出る適応障害の一種とされています。

「五月病」の症状をそのまま放置しておくと、なかなか回復せず、結果的にうつ病にまで発展してしまうことがあるので注意が必要です。

では、うつ病とはなんでしょう。

うつ病とは、
うつ病は精神的なエネルギーが低下して、意欲が低下し、気分が沈み込んだり、物事に興味を持ったり楽しんだりすることができなくなる精神疾患です。
様々な理由から脳の機能障害が起きている状態。これにより、ものの見方が否定的・悲観的になり、自分がダメな人間だと感じてします。
単に気分が落ち込んだり、やる気がでないというようなことではありません。
うつ病は、それ以上のもので、自分では原因がわからなくても、苦しい状態が長く（2週間以上）続きます。

五月病の症状とは？
基本的に、五月病の症状は「うつに似た気分」とされています。
抑うつ（気分が落ち込んで活動を嫌う状況）
無気力、疲労感、不安感、焦り
集中力が散漫になる
人と会いたくなくなる

そして、症状がすすみ、身体的な症状にまで発展する場合があります。
眠れない、食欲不振、胃の痛み
めまい、動悸

いずれにせよ、人間は精神的な苦痛を感じたとき、それを肉体的な苦痛に置き換えることにより、その鎮静作用を利用して精神的な苦痛を解消しようとする働きがあるため、精神的な症状がすすめば、上記のような身体的症状が起こります。

・大人しい人
・内向的な人
・几帳面で真面目な人
・感情を抑え表に出さない人
・手順をきちんと踏まないと気が済まない人
・気配りをする人
・忍耐力がある人
・完璧主義な人
・何かをするときに全力で取り組む人
等があります。

とは言え、自分がこのような性格だからと言って気にする必要はありません。

五月病かな、と思ったら、とにかく気分転換・リラックスできることをしてみましょう。これらのことは、五月病の予防法でもあります。
ストレスがもたらす症状なので、まずはストレスをためないことが一番です。

とはいっても「五月病」にかかりやすい人は、理想が高く、真面目で責任感がある人といわれているのでストレスをためるなといっても、なかなか難しいですよね。

症状が深刻になる前に予防対策することが肝心です。

効果が期待できるのは以下の通り。
・たっぷり寝る
・好きな音楽を聞く
・趣味やスポーツでストレスを解消
・ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動は、ストレス発散に効果的です。
・筋肉トレーニング
・アロマテラピーでリラックスする
・友人や先輩などに、話を聞いてもらう
・食生活の栄養バランスをとる
・休息、リラックスの時間を大切にする

まず何事もそうですが、体をしっかりと休めることですね。
疲れた体では病気を改善することが難しいですからね。

しっかりと睡眠をとり、栄養のバランスが取れた食事をすることが大切です。

睡眠不足や、休まず心身の疲れをとらない状態を続けることは「五月病」への近道になるので要注意です。

休日には仕事を忘れて趣味に没頭し、ぐっすり眠るという日を過ごし、心身を修復してあげましょう。

五月病になる人は、真面目な気質な人が多いのです。
一時的な心身の不調といわれているので、新しい環境に慣れると、1〜2か月で何ごともなかったように症状がおさまります。
しかし、なかなか症状が治まらない、カラダの不調も目立ってきたと感じる場合は、早目に専門家に相談してみましょう。専門家とは、精神科、心療内科、あるいはかかりつけの医師がいるクリニックなどです

ご紹介したように自分への負担を軽くして、疲れやストレスが溜まらないようにしてください。
嬉しい事も多いこの季節！楽しんでいきましょう。