話題沸騰！｢アベノミクス｣より｢ポケモノミクス｣

任天堂が米国などで６日から配信を始めたスマートフォン（スマホ）向けゲーム「ポケモンＧＯ」が大ヒットを受けて、株式市場では任天堂株が大暴騰している。
12日には任天堂の時価総額3兆円を回復、15日3.5兆円になっている。

また、ポケモンに関連する企業の株式も一斉に急上昇している。

この現象がアベノミクスならぬ、「ポケモノミクス」と呼ばれるほどの話題となっている。

「ポケモンGO」は世界的な社会現象となる可能性がある。


Twitterでは"ポケモノミクス"に様々な反応がある。
「ポケモン＋アベノミクス」だったら少し語呂が悪い気がしませんか？
私だったら「ポケノミクス」と言いますね。
「語呂悪い」「ポケノミクスにしよう」
実は、ニンテンドーのゲームで「ケモノミクス」っていうのがあるんですね。
きっと、これも混じって「ポケモン＋アベノミクス＋ケモノミクス」なんです。
などとつぶやかれている。

物色は、任天堂の大株主の京都銀行やゲーム開発で提携するディーエヌエーなど物色人気が波及している。関連企業の合計時価総額も数兆円規模で増大している。
主なポケモン関連銘柄を紹介しよう。

■第一屋製パン (2215) 東証１部
株価：122円(7月15日終値)
蒸しケーキや菓子パン、総菜パンなど１５種類以上の商品を展開しており、「ポケモンＧＯ」や今週末公開予定の映画版「ボルケニオンと機巧（からくり）のマギアナ」をきっかけに、デコキャラシール入りの「ポケモンパン」の販売増が期待されている。

チャート出典：ストックウエザー株式会社

■ディー・エヌ・エー (2432) 東証１部
株価：2,678円(7月15日終値)
任天堂とスマホゲーム開発。17年3月末までに5本程度、任天堂<7974>との協業タイトルが開始される予定．DeNAと任天堂は2015年に業務・資本提携し、DeNAは任天堂株を175万9400株（発行済株式数の1.24％）取得。

チャート出典：ストックウエザー株式会社

■サノヤスホールディングス (7022) 東証１部
株価：470円(7月15日終値)
サノヤス・インタラクションズが昨年11月に大画面を通してポケモンと会話したり質問したりして楽しむことのできる「ポケモンＥＸＰＯジム」を開業したことが材料視。

チャート出典：ストックウエザー株式会社

■イマジカ・ロボット　ホールディングス (6879) 東証１部
株価：753円(7月15日終値)
連日の年初来高値更新となっている。同社子会社のオー・エル・エムは「ポケットモンスター」シリーズや、「妖怪ウォッチ」シリーズのアニメーション制作などで知られる国内アニメ製作の大手。今週末公開予定の映画版ポケモン「ボルケニオンと機巧（からくり）のマギアナ」も手掛けている。

チャート出典：ストックウエザー株式会社

■京都銀行 (8369) 東証１部
株価：814円(7月15日終値)
京都銀行も任天堂株　588万株（発行済株式数の4.15％）を保有する。京都の有名企業の株をたくさん持っていることが有名。

チャート出典：ストックウエザー株式会社

■オールアバウト (2454) ＪＡＳＤＡＱスタンダード
株価：515円(7月15日終値)
「ポケモンＧＯ」で位置情報ゲームへの関心が高まっている。同社では１５年２月に位置情報ゲーム（位置ゲー）を開発するファイブスターズゲームを子会社化している。ファイブスターズゲームでは、位置ゲーとして「しろくろジョーカー」や、Ｔカード連動型お店づくりゲームアプリ「Ｔのお店」なども展開しており、「ポケモンＧＯ」で位置情報ゲーム人気に火が付けば、同社およびオールアバウトへの関心も高まりそうだ。

チャート出典：ストックウエザー株式会社