山の日が祝日になったのはなぜ?
山の日が祝日になったのはなぜ?
ちなみに山の日には、
『山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する』
なんて趣旨があるそうです。
豊かな自然を次の世代へ引き継ぐ機運を高めようというもので、おととし法律が成立し、ことしから祝日となりました。
どんな経緯で「山の日」が誕生し、初めてのことし何が起きているのでしょうか。
「山の日」できた経緯は
一般財団法人の全国「山の日」協議会によると「山の日」は平成22年に日本山岳協会や日本山岳ガイド協会など5つの団体が制定に向けて動き出したということです。
「海の日があるのに、山の日がないのはおかしい」。
超党派の議員連盟もでき、おととし改正祝日法が成立しました。8月の祝日は初めてで、祝日がないのは6月だけになります。
なぜ8月11日になったの?
候補だった6月は社会的影響も大きく、反対が多かった。
8月だと休みが多く社会的影響も少ない。
8月だと休みが多く経済的効果もより期待できる。
8月12日の予定だったが、過去に事故があった日だったので避けた。
8月11日にした理由は、夏山のシーズンであることや、お盆の時期になるため、工場なども休みに入り、企業の経済活動への影響が少ないことがあるということです。また、学校が夏休みのため、授業日数への影響が出ないこともあります。
インターネット上では「山の日という休日があることを知らなかった」などという書き込みも多く見られます。
「夏山シーズンだから」
「こんな祝日、前からあったかな」
「いつできたんだ? 山の日と聞くと山開きのことですか?」
「山の日はいらないから6月にも祝日」
「休日と思っていなかった日がお休みになるのはうれしい」
学生さんにとっては、夏休み真っ盛りで・・・
サラリーマンにとっては、ありがたい祝日です。
山の日は消費の追い風としての期待も持てそうです。 日本生産性本部がまとめている「レジャー白書」によると、登山やキャンプ用品の市場は伸びています。
「山の日」制定を受け、スポーツ用品店などではアウトドア商戦に力を入れています。
全国およそ250店でスポーツ用品店を運営する「ゼビオホールディングス」は、「山の日」にあわせて登山者が増加することを想定し、各店舗に初心者向けの専用コーナーを設けました。
トレッキングシューズなどの人気が高く、親子で訪れる人も増えているということです。このほかのスポーツ用品店でも、初心者向けのキャンプ用品などの販売に力を入れています。
また、食品メーカーの中には、山で食べてもらおうと山の日を記念したカップラーメンの調理器具や、山に持っていくチョコレートやあめなどの行動食の販売に力を入れるなど、初の「山の日」にちなんだ商戦を繰り広げています。
画像:日清食品公式HPから
山の日関連銘柄
[2897]日清食品HD
[3028]アルペン
[7501]ティムコ
[7514]ヒマラヤ
[8111]ゴールドウイン
[8281]ゼビオ
[9010]富士急行
[9479]インプレス