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インフルエンザ今年も猛威か!ワクチン供給不足?
インフルエンザ今年も猛威か!ワクチン供給不足?
インフルエンザの全国的な流行を見せ始めているようだ。
例年、インフルエンザは12月から3月にかけて流行している。

東京都は、24日インフルエンザの流行が始まったと発表している。
都内のインフルエンザ定点医療機関からの第46週(11月14日から11月20日)の患者報告数が、流行開始の目安となる定点当たり1.0人を超えているそうだ。
今月20日までの1週間に都内の419の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は652人で、前の週より262人増えている。

集団感染事例の報告数
インフルエンザの発生状況

2016年11月24日報道資料 東京都:福祉保健局

インフルエンザウイルスには、大きく分けてA型・B型・C型が存在する。

このうち毎年流行の原因となるのはA型とB型で、流行時期や症状に若干の違いがあると言う。
今年度の季節性インフルエンザのワクチン供給不足が懸念されているのをご存知だろうか。

ワクチン大手の化学及血清療法研究所(熊本市、化血研)が去年まで国内のインフルエンザワクチンの約30%を供給していたが、昨年度ワクチン不正製造など問題を起こし今年インフルエンザワクチン製造中止ということになった。また、化血研は熊本地震で被災している。

他のワクチンメーカーで例年通りのワクチン量を供給する必要があるが急な増産は困難だという。
厚労省によると、今年度の製造(供給)量は2752万本で、前年度(3072万本)より約1割少なく、2010年度以降では最も少ない。使用(需要)量を前年度と同じ2565万本と見込むと、需給差は187万本と試算される。例年は200万本以上の余裕があるといい、100万本台になるのは、05年度以来11年ぶりだそうだ。

医療総合メディア会社QLifeの調査によると、成人が1回接種する場合における、2016〜2017年インフルエンザ予防接種の全国平均価格は、3,346円で前年度比142円プラスになっている。
ちなみに、東京都は3,364円、大阪府は3,162円だそうだ。
生後6ヶ月〜13歳未満(2回接種):5000〜6000円程度

13歳以上(1回接種):3000〜4000円程度
インフルエンザの予防接種は自由診療となっており保険がきかない。

病院によって大きな違いはないが、病院ごとに料金を決めていいことになっている。
高いところと安いところでは1,000円以上の違いがあるケースもあるようだ。
インフルエンザのワクチンは、摂取してから体内で抗体が作られるまでに1〜2週間かかりる。インフルエンザが流行してから慌てて、予防接種をしても抗体が間に合わないことがあるので注意が必要だ。

インフルエンザ対策のポイント
●こまめな手洗い
●休養・栄養・水分補給
●マスクを着用
●咳エチケット
 咳やくしゃみの際は、ティッシュペーパーなどで口と鼻を覆い、他の人に直接飛まつがかからないよう顔をそむけ、できる限り1〜2m以上離れるようにする。
●過度な室内加湿・換気
 乾燥しやすい室内では加湿器などを使って、適切な湿度(50%〜60%)を保つこと
●予防接種

疲労やストレス、睡眠不足などによって体の免疫力が低下によってインフルエンザになってしまう可能性がある。

疲労がたまっているような時は、栄養を取りたっぷりと睡眠をとることだろう。

本格的な流行が予想されるため、インフルエンザにかからない、感染を広げないための対策を一人ひとりの心がけが重要だろう。

インフルエンザ 関連銘柄
インフルエンザが流行しマスメディアでも大きく報道され始めると関連銘柄が動意するケースが多い。インフルエンザの流行は株式市場の視線も集まりやすく個人投資家の注目が集まりそうだ。
[3107]ダイワボウホールディングス
「抗ウイルス不織布」を開発、製造販売、高機能マスクを子会社で製造。

[4403]日油
万能インフルエンザワクチンを厚生労働省などと共同研究で開発中

[4061]デンカ
子会社のデンカ生研は検査試薬と国内上位のワクチンが主力。インフルエンザのワクチン開発・製造。

[4519]中外製薬
抗インフルエンザ薬のタミフルを国内販売。

[4508]田辺三菱製薬
タバコの葉を使ってつくるインフルエンザワクチンを研究開発。
季節性インフルエンザワクチン販売。