レンジフード掃除のおすすめ洗剤は？

高い場所で億劫だし、キッチンの中では掃除しにくいレンジフード。

毎日使うキッチンですが、掃除となるとついつい換気扇は後回しに…と見て見ぬふりをしてしまう人も多いのではないでしょうか。
油汚れでベトベト、掃除に手間がかかって嫌い！

実は、油汚れのほかにも、ホコリや菌などが付着しているのです。
掃除しないで放置しておくと、それらが調理中に落ちてくる…なんてことも。

頑固な汚れになるまで汚れを溜めず、1年に1度はレンジフードの内側まで掃除して、清潔なキッチンをキープすれば、安心して調理ができ、料理にも俄然力が入るはずです。

では、どのような洗剤が良いのか紹介します。

油は酸性の汚れなので、反対のアルカリ性の洗剤が汚れを落とすのに効き目があります。

重曹 弱アルカリ性なので刺激が弱め。
水に溶けにくい成分なので、まだ油が緩い時にふりかけると油を包み込んで、さらっと取れてしまいます。
頻繁に掃除する、またはそれほど汚れがひどくない場合に効果あり。

セスキ炭酸ソーダ 弱アルカリ性、重曹よりpHが高く、水に溶けやすいので使いやすい。
成分は炭酸ソーダと重曹と足したもの。

セスキ炭酸ソーダ水の作り方
（500mlの水+セスキ炭酸ソーダ小さじ1（5ｇ）をよく混ぜる。）

つけおき洗いにも役立ちます。
たんぱく質を分解する役割もあるので、日々のキッチンの汚れにもお勧め。

炭酸ソーダ（炭酸塩） アルカリ性。
セスキ炭酸ソーダより、少ない量で効き目があります。
セスキ炭酸ソーダと同じ使い方をしますが溶けにくい性質。

過炭酸ナトリウム アルカリ性。
水と反応すると過酸化水素が発生し、炭酸ソーダになります。
40度以上のお湯で、良く反応します。
過酸化水素で汚れを浮き上がらせ、残った炭酸ソーダで油とたんぱく質を分解します。
つけおき洗いにも役立ちます。
過酸化水素のガスが発生するので、つけおき洗いの袋の口は開けておきましょう。

油汚れに効く強めの洗剤を紹介しましょう。

『激泡キッチンクリーナー』

画像出典：ジョンソン・エンド・ジョンソン公式ＨＰ

界面活性剤とケイ酸塩が入っています。
プシューッとスプレーすれば、レンジフードにこびりついたベトベト汚れや油分が、ガスコンロの時と同じように、勝手に浮かび上がってきます。

『スーパーブレイクアップ』 プロ用の洗剤です。界面活性剤とケイ酸塩が入っています。
家庭ならガスコンロ周辺で焼き付いたしつこい油汚れでも落とせる洗浄力の高さが魅力。軽い汚れなら30秒、頑固な汚れでも1分以上放置しておくと汚れが浮き上がってきます。

『ニューケミクール（E-1）』 厨房内のガンコな油汚れを根こそぎ落とす油汚れ用強力洗浄剤です。
アルカリ剤に洗浄効果の高い界面活性剤を配合しているので、汚れに深く浸透し、根こそぎ分解し落とします。

油汚れが良く落ちる洗剤ですが、注意点があります。
使用する時は、マスクとゴム手袋、メガネかゴーグルを付けて窓を開けて換気をよくして下さい。強い洗剤を使う時は、使える素材かどうかを確認して、必ず注意点を守って使って下さい。 今回ご紹介した洗剤で定期的に掃除を行って、できるだけキレイな状態を保つようにしましょう。