【話題】元号について、ご存知ですか?
【話題】元号について、ご存知ですか?
天皇陛下が在位30年を節目に譲位を望まれていることを受けて、政府が2年後の平成31年目の1月1日から年号を新しくする検討に入ったというNEWSが報道されています。
日本国民にとって非常に大きな関心事になります。
元号はそもそもどういうものなのか、ご存知でしょうか?
「平成」から次の新元号が決定することになると思いますが、それはどのように決定するのか?また誰が決めるのか?
紹介したいと思います。
明治、大正、昭和、平成・・・これらを「元号(げんごう)」といいます。
元号は、もともと、中国・漢の武帝の時代にできた制度で、朝鮮半島から日本へ伝わりました。しかし現在では元号を使用しているのは日本のみです。
特定の年代に付けられる称号のことで「年号(ねんごう)」と呼ばれることもあります。
日本では、飛鳥時代(592年〜710年)に元号が使用されるようになったといわれています。
日本で最初の元号は「大化(たいか)」で、645年7月17日〜650年3月22日までです。
その後、長い歴史の中で数多くの元号が生まれ、現在の「平成」に至ります。
天皇が生前退位されることで元号が変わりますが、実は元号法という法律があるのです。
1979年に公布された「元号法」によって決まります。
この「元号法」は日本の法律の中でもっとも条文が短いものです。
この元号法によれば、元号は皇位継承があった場合に適用され、新たな元号に変わります。なので、今回のように天皇陛下が生前退位し、皇位継承をなさる場合も例外ではありません。
年号って、誰がどのように決めるのでしょうか?
元号法では元号を政令で定めるとしているだけで、実は具体的な決定方法は決まっていません。
「平成」の元号が決まる際は下記の手順で決まりました。
(1) 内閣総理大臣が選んだ漢文学や国文学関連の大学教授ら有識者が候補を考案
その時、その意味・典拠等の説明を付して候補として提出されます。
(2) 内閣官房長官が選定
(3) 閣議で協議
(4) 国民を代表する形で衆参両院議長の意見を聞く
(5) 閣議で決定
「平成」という元号は安岡正篤という陽明学者が考案し、「内外、天地とも平和が達成される」という意味だそうです。
皇位継承が正式に決まった場合は、また有識者たちが集められることとなるでしょう。
『年号の歴史』(1996年雄山館発行)によると、元号の選定条件は6つあります。
「国民の理想としてふさわしいような、よい意味を持つものであること」だそうです。
漢字2文字であること。
書きやすいこと。
読みやすいこと。
これまでに元号または送り仮名として用いられたものでないこと。
俗用されているものでないこと。
現在の元号を決める際は、「平成」の他に「修文」と「正化」という候補が出ており、ローマ字表記の頭文字が昭和と同じ「S」で不都合なのではないかという意見が出て、全員一致で「平成」に決まったそうです。
「新元号・平成」の発表「平成」は最初の年号「大化」以来247番目の元号で、初めて政令により新元号が定められたそうです。
現行の皇室典範では生前退位に関する定めはなく、生前退位を実現させるには皇室典範を改正する必要があります。
憲法4条は「天皇は国政に関する権能を有しない」と定めており、「天皇陛下のご意向」を憲法違反にならぬ形でどのように反映させるかも焦点となっています。
今月20日に開会する通常国会で特例法案が成立すれば、来年前半までにも、退位の日付を発表する日程を想定しています。
退位の日程を踏まえて事前に新元号も発表し、一定の準備期間を経たうえで改元することも検討しており国民生活への影響を最小限にとどめたい考えだそうです。
日本国民にとって非常に大きな関心事になります。
元号はそもそもどういうものなのか、ご存知でしょうか?
「平成」から次の新元号が決定することになると思いますが、それはどのように決定するのか?また誰が決めるのか?
紹介したいと思います。
明治、大正、昭和、平成・・・これらを「元号(げんごう)」といいます。
元号は、もともと、中国・漢の武帝の時代にできた制度で、朝鮮半島から日本へ伝わりました。しかし現在では元号を使用しているのは日本のみです。
特定の年代に付けられる称号のことで「年号(ねんごう)」と呼ばれることもあります。
日本では、飛鳥時代(592年〜710年)に元号が使用されるようになったといわれています。
日本で最初の元号は「大化(たいか)」で、645年7月17日〜650年3月22日までです。
その後、長い歴史の中で数多くの元号が生まれ、現在の「平成」に至ります。
元号って誰がどうやって決まるの?
1979年に公布された「元号法」によって決まります。
この「元号法」は日本の法律の中でもっとも条文が短いものです。
この元号法によれば、元号は皇位継承があった場合に適用され、新たな元号に変わります。なので、今回のように天皇陛下が生前退位し、皇位継承をなさる場合も例外ではありません。
現在の元号「平成」はどのように決まったの?
元号法では元号を政令で定めるとしているだけで、実は具体的な決定方法は決まっていません。
「平成」の元号が決まる際は下記の手順で決まりました。
(1) 内閣総理大臣が選んだ漢文学や国文学関連の大学教授ら有識者が候補を考案
その時、その意味・典拠等の説明を付して候補として提出されます。
(2) 内閣官房長官が選定
(3) 閣議で協議
(4) 国民を代表する形で衆参両院議長の意見を聞く
(5) 閣議で決定
「平成」という元号は安岡正篤という陽明学者が考案し、「内外、天地とも平和が達成される」という意味だそうです。
皇位継承が正式に決まった場合は、また有識者たちが集められることとなるでしょう。
元号の選定条件って?
「国民の理想としてふさわしいような、よい意味を持つものであること」だそうです。
漢字2文字であること。
書きやすいこと。
読みやすいこと。
これまでに元号または送り仮名として用いられたものでないこと。
俗用されているものでないこと。
現在の元号を決める際は、「平成」の他に「修文」と「正化」という候補が出ており、ローマ字表記の頭文字が昭和と同じ「S」で不都合なのではないかという意見が出て、全員一致で「平成」に決まったそうです。
「新元号・平成」の発表「平成」は最初の年号「大化」以来247番目の元号で、初めて政令により新元号が定められたそうです。
現行の皇室典範では生前退位に関する定めはなく、生前退位を実現させるには皇室典範を改正する必要があります。
憲法4条は「天皇は国政に関する権能を有しない」と定めており、「天皇陛下のご意向」を憲法違反にならぬ形でどのように反映させるかも焦点となっています。
今月20日に開会する通常国会で特例法案が成立すれば、来年前半までにも、退位の日付を発表する日程を想定しています。
退位の日程を踏まえて事前に新元号も発表し、一定の準備期間を経たうえで改元することも検討しており国民生活への影響を最小限にとどめたい考えだそうです。