東京都に埋もれた「お宝」を探す
東京都に埋もれた「お宝」を探す
今回の東京都議選は、小池百合子都知事率いる地域政党「都民ファーストの会」が追加公認を含め55議席を獲得し圧勝した。
株式市場では、強固な政治基盤を得て都知事の政策が前進するとの見方で関連銘柄が動意づいている。
重点政策として、「東京大改革」がある。
まず、「女性とシニアの力をもっと活かす」「格差と段差をなくす」「受動喫煙対策を実施」「待機児童という言葉をなくす」「都民の食の安全と安心を守る」などを挙げている。
▶都政の透明化。
▶オリンピック・パラリンピック関連の予算。
そしてその運営の適正化。
▶行財政改革の推進。
▶身を切る改革。
▶特区制度の徹底活用。
「3つの新しい東京」として、
▶セーフシティ =
より安心し、より安全で、より元気な首都、東京。
▶ダイバーシティ =
女性も、男性も、子供も、そしてシニアも、障害のある方々も、みんなが生き生きと生活してそして活躍できる都市。
▶スマートシティ =
世界のなかの日本、そしてその首都、東京。世界に開かれて、そしてかつ環境・金融・先進都市。
これらの政策が、株式市場において、関連テーマとして脚光を浴びていくだろう。
東京都に埋もれた「お宝」を探すことになるだろう。
まず、都民ファーストの政策でも大きく打ち出している、待機児童対策は緊急課題でもある。
保育施設の定員を増やし、市区町村と民間事業者への財政支援が中心的な政策だ。
選挙後、JPホールディングス<2749>、幼児活動研究会<2152>、サクセスホールディングス<6065>、イトクロ<6049>など、子育て関連銘柄が軒並み高している。
小池知事が持論とする電線の地中化問題では、電線などのインフラ銘柄が期待できるだろう。
イトーヨーギョー<5287>、ゼニス羽田ホールディングス<5289>、沖電線<5815>、東京特殊電線<5807>など、電線地中化関連の銘柄も軒並み上昇している。
2020年の東京オリンピックに向けた受動喫煙対策も焦点だ。
たばこ用デバイス「プルーム・テック」と専用たばこカプセルの販売を開始するJT <2914> だろう。普及加速が収益の上積み要因となりそうだ。
トランザクション<7818>は、都内に電子たばこの専門店を出店するなど電子たばこ事業に積極的に展開している。たばこ向け香料が好調だった高砂香料工業(4914)、「電子パイポ」を販売するマルマン(7834・JQ)なども注目だ。
分煙対応を迫られ、関連設備に特需が発生する可能性もある。
関連銘柄は、三菱電機 <6503> のほか、日鉄鉱業 <1515> 、イトーキ <7972> 、くろがね工作所 <7997> 、ユニマットリタイアメント・コミュニティ <9707>など。
空気清浄機レンタルのダスキン<4665>、自動ドアのフルテック <6546>は、エアカーテンや換気システムなどの分煙設備に強く注目だろう。
豊洲市場問題では、豊洲新市場の環境調査を受託している、土壌改良・土木コンサル関連の環境管理<4657>、いであ<9768>、エンバイオHD<6092>、地盤ネットHD<6072>、応用地質<9755>、土木管理<6171>、構造計画<4748>、不動テトラ<1813>などが挙げられる。
最後に、福祉政策への取り組みは見逃せない。
今後、介護サービス関連にも焦点が当たりそうだ。
関連銘柄は、カナミックネットワーク<3939>に注目したい。同社は、自治体、医師会、介護サービス事業者向けクラウドサービスが主力で、ネット広告も手掛けている。総務省が実施する「IoTサービス創出支援事業」の委託先候補に選定されたと発表している。
他では、ツクイ <2398> 、ケアサービス <2425> 、ベネッセホールディングス <9783> 、ニチイ学館 <9792> などが注目されている。
投資家は、小池百合子都知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」の躍進、選挙戦で巻き起こった「小池旋風」に注目している。
東京都議選で自民党が大敗し、政権運営の先行き不透明感につながるとの警戒で株式市場全体にはマイナスとの見方が多いようだ。
しかし、都知事の政策関連銘柄は大きな追い風となり、関連する企業にとっては価値上昇の大きな好機となるというのが兜町筋の見立てだろう。
株式市場では、強固な政治基盤を得て都知事の政策が前進するとの見方で関連銘柄が動意づいている。
重点政策として、「東京大改革」がある。
まず、「女性とシニアの力をもっと活かす」「格差と段差をなくす」「受動喫煙対策を実施」「待機児童という言葉をなくす」「都民の食の安全と安心を守る」などを挙げている。
▶オリンピック・パラリンピック関連の予算。
そしてその運営の適正化。
▶行財政改革の推進。
▶身を切る改革。
▶特区制度の徹底活用。
「3つの新しい東京」として、
▶セーフシティ =
より安心し、より安全で、より元気な首都、東京。
▶ダイバーシティ =
女性も、男性も、子供も、そしてシニアも、障害のある方々も、みんなが生き生きと生活してそして活躍できる都市。
▶スマートシティ =
世界のなかの日本、そしてその首都、東京。世界に開かれて、そしてかつ環境・金融・先進都市。
東京都に埋もれた「お宝」を探すことになるだろう。
まず、都民ファーストの政策でも大きく打ち出している、待機児童対策は緊急課題でもある。
保育施設の定員を増やし、市区町村と民間事業者への財政支援が中心的な政策だ。
小池知事が持論とする電線の地中化問題では、電線などのインフラ銘柄が期待できるだろう。
2020年の東京オリンピックに向けた受動喫煙対策も焦点だ。
たばこ用デバイス「プルーム・テック」と専用たばこカプセルの販売を開始するJT <2914> だろう。普及加速が収益の上積み要因となりそうだ。
分煙対応を迫られ、関連設備に特需が発生する可能性もある。
関連銘柄は、三菱電機 <6503> のほか、日鉄鉱業 <1515> 、イトーキ <7972> 、くろがね工作所 <7997> 、ユニマットリタイアメント・コミュニティ <9707>など。
空気清浄機レンタルのダスキン<4665>、自動ドアのフルテック <6546>は、エアカーテンや換気システムなどの分煙設備に強く注目だろう。
最後に、福祉政策への取り組みは見逃せない。
今後、介護サービス関連にも焦点が当たりそうだ。
他では、ツクイ <2398> 、ケアサービス <2425> 、ベネッセホールディングス <9783> 、ニチイ学館 <9792> などが注目されている。
投資家は、小池百合子都知事が率いる地域政党「都民ファーストの会」の躍進、選挙戦で巻き起こった「小池旋風」に注目している。
しかし、都知事の政策関連銘柄は大きな追い風となり、関連する企業にとっては価値上昇の大きな好機となるというのが兜町筋の見立てだろう。