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全面高したあとの相場は怖い


解説

■全面高したあとの相場は怖い

相場が底入れして上昇に向かい始める時は、多くの人が相場に対して自信を持っているわけではありません。

業績がいいとか、新製品を出したといったことなどを手がかりに、ひと握りの銘柄が買われます。

それらの銘柄がある程度上昇しますと、それまで動いていなかった同業種の銘柄や発行株数の似通った銘柄、あるいは同じテーマの銘柄等が二番手、三番手として上昇が波及していき、出遅れ買いが広がっていくと、最後は業績の伴わない銘柄までが割安となって循環物色され、最終的には全面高となることがあります。

全面高後に一度調整が入ると、もはや循環物色出来る銘柄が無いので、反動で市場全体が大きく下落することになるため、相場の過熱感には注意を払う必要があるという意味の格言です。