Eimei みちしるべ 2016年01月18日
《Eimei「みちしるべ」》
(1月18日から1月22日の週)
週末のNYは大幅続落。
「しまった」と思ったのは金曜の夕刻。
岡山からの新幹線に乗って何気なくスマホを見ていたら21時からの金曜ロードショーは「ジブリ」。
15日(金)が「天空の城ラピュタ」。
そして今週22日(金)は「魔女の宅急便」。
金曜ロードショーのHPでは「2週連続冬もジブリ」。
昨年の1月はルパンシリーズで株価は安かったが今年はジブリ。
昨年8月のジブリの呪い復活の時は3回放映で日経平均は3500円の下落。
今回は2回放映だからこのアノマリーで行くと2000円余りの下落?
週末終値17147円から2000円下落すると15147円。
2・5・8の法則の18000円→15000円のレンジの下限が残念ながら見えてくる。
もっともこのレンジまではまだ平時。
ココを過ぎると「乱世」の域となってしまう。
日曜の富士山近辺には地震雲が見られた。
ならば相場も一揺れで復活なんて期待もしたいが・・・。
むしろジブリではなくまた昨年夏のように連続でハリーポッターでも放送してくれないものだろうか。
東証投資主体別売買動向の1月第1週は外国人が2週ぶり売り越し≪4471億円)。
個人は4週ぶりに買い越し(5814億円)。
信託銀行は7週連続買い越し(345億円)。
1月8日のSQを過ぎた時点で、つまり5日続落時点で裁定買い残は7421億円減少。
昨年6月以来約7カ月ぶりの減少幅で2兆5597億円となった。
7500億円の減少で日経平均株価は1335円(7%)の下落。
今週も減っているだろうから、もう悪さをする原資も尽きてこようか。
誰も言及しないのが東証1部の単純平均株価。
昨日段階で2763.87円。
昨年末は3066.29円だった。
それだけでも大きな下落。
しかし昨年初は3042.60円、昨年安値は10月の2906.63円。
ココは完全に下回っている。
その前の安値は2014年10月の2693.50円。
そう遠くない地点まで残念ながら来ている。
そして、この水準こそが市場心理の重苦しさにつながっていようか。
因みにバブル期には19130円だったのが歴史。
「経済の実態は日経平均株価より、単純平均株価の方が良く表している。
まさに日本のデフレ環境の実態を、この単純平均株価は物語っている」と未来かたる氏。
起きていることは売る必要を持った向きの売り。
業績もなにも関係なくキャッシュが必要だから売らなければならないという理由。
市場は冷酷な場所で落ちた犬に石を投げる場所。
だからヒトの不幸をネタにした売りにその他大勢が乗じる場所でもある。
しかし本尊の売りが終われば「そして誰もいなくなった」。
あとは買い戻し競争やチキンレースにいとも容易く変身する場所でもある。
買う必然性を持つ向きは滅多にいないが、売る必然性はいつでも生じるもの。
そしていつでも換金売りが可能なのが株式市場の特性でもある。
日経平均想定レンジ
下限16209円(12月1日高値の19%マイナスかい離水準)〜上限20544円(8月18日窓開け水準)
下値として意識されるのが、昨年6月の高値から9月までの下落率19%。
日経平均の25日移動平均からのかい離率はマイナス7.6%。
騰落レシオは59.71%。
「60%割れは1996年からの20年で10回。
直近では2012年6月、2009年9月、08年10月など」とコロさん。
相場はマグロの1本釣りのようなもの。
引いて引かれてという駆け引きとリズムがある。
マグロの思うままに糸を出し続けると連れないし、リールを巻き上げ続ければ糸は切れる。
このタイミングと駆け引きの会得には老練さが必要であることは間違いない。
今夜のNYはキング牧師の日で休場。
となると明日の東京は手探り状態。
3連休控えも加わって下落したNYは休み明けの戻しというシナリオは十分ありだろう。
となると4日続落でまた水曜に反発。
値幅でなく時間軸で考えるとこうなると思うのだが・・・。
(兜町カタリスト 櫻井英明)
(1月18日から1月22日の週)
週末のNYは大幅続落。
「しまった」と思ったのは金曜の夕刻。
岡山からの新幹線に乗って何気なくスマホを見ていたら21時からの金曜ロードショーは「ジブリ」。
15日(金)が「天空の城ラピュタ」。
そして今週22日(金)は「魔女の宅急便」。
金曜ロードショーのHPでは「2週連続冬もジブリ」。
昨年の1月はルパンシリーズで株価は安かったが今年はジブリ。
昨年8月のジブリの呪い復活の時は3回放映で日経平均は3500円の下落。
今回は2回放映だからこのアノマリーで行くと2000円余りの下落?
週末終値17147円から2000円下落すると15147円。
2・5・8の法則の18000円→15000円のレンジの下限が残念ながら見えてくる。
もっともこのレンジまではまだ平時。
ココを過ぎると「乱世」の域となってしまう。
日曜の富士山近辺には地震雲が見られた。
ならば相場も一揺れで復活なんて期待もしたいが・・・。
むしろジブリではなくまた昨年夏のように連続でハリーポッターでも放送してくれないものだろうか。
東証投資主体別売買動向の1月第1週は外国人が2週ぶり売り越し≪4471億円)。
個人は4週ぶりに買い越し(5814億円)。
信託銀行は7週連続買い越し(345億円)。
1月8日のSQを過ぎた時点で、つまり5日続落時点で裁定買い残は7421億円減少。
昨年6月以来約7カ月ぶりの減少幅で2兆5597億円となった。
7500億円の減少で日経平均株価は1335円(7%)の下落。
今週も減っているだろうから、もう悪さをする原資も尽きてこようか。
誰も言及しないのが東証1部の単純平均株価。
昨日段階で2763.87円。
昨年末は3066.29円だった。
それだけでも大きな下落。
しかし昨年初は3042.60円、昨年安値は10月の2906.63円。
ココは完全に下回っている。
その前の安値は2014年10月の2693.50円。
そう遠くない地点まで残念ながら来ている。
そして、この水準こそが市場心理の重苦しさにつながっていようか。
因みにバブル期には19130円だったのが歴史。
「経済の実態は日経平均株価より、単純平均株価の方が良く表している。
まさに日本のデフレ環境の実態を、この単純平均株価は物語っている」と未来かたる氏。
起きていることは売る必要を持った向きの売り。
業績もなにも関係なくキャッシュが必要だから売らなければならないという理由。
市場は冷酷な場所で落ちた犬に石を投げる場所。
だからヒトの不幸をネタにした売りにその他大勢が乗じる場所でもある。
しかし本尊の売りが終われば「そして誰もいなくなった」。
あとは買い戻し競争やチキンレースにいとも容易く変身する場所でもある。
買う必然性を持つ向きは滅多にいないが、売る必然性はいつでも生じるもの。
そしていつでも換金売りが可能なのが株式市場の特性でもある。
日経平均想定レンジ
下限16209円(12月1日高値の19%マイナスかい離水準)〜上限20544円(8月18日窓開け水準)
下値として意識されるのが、昨年6月の高値から9月までの下落率19%。
日経平均の25日移動平均からのかい離率はマイナス7.6%。
騰落レシオは59.71%。
「60%割れは1996年からの20年で10回。
直近では2012年6月、2009年9月、08年10月など」とコロさん。
相場はマグロの1本釣りのようなもの。
引いて引かれてという駆け引きとリズムがある。
マグロの思うままに糸を出し続けると連れないし、リールを巻き上げ続ければ糸は切れる。
このタイミングと駆け引きの会得には老練さが必要であることは間違いない。
今夜のNYはキング牧師の日で休場。
となると明日の東京は手探り状態。
3連休控えも加わって下落したNYは休み明けの戻しというシナリオは十分ありだろう。
となると4日続落でまた水曜に反発。
値幅でなく時間軸で考えるとこうなると思うのだが・・・。
(兜町カタリスト 櫻井英明)