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Eimei みちしるべ 2015年03月09日
michi.jpg 《Eimei「みちしるべ」》

(3月9日から13日の週)

NYは夏時間。
ようやく早朝の煩わしさから解放される。
ワシントンの寒波で発表遅延が懸念された米雇用統計。
非農業部門の雇用者数前月比29.5万人増で着地。
失業者率は5.5%。
悪くはない数字だが、早期利上げ観測から株価は下落。
この金利と株価の関係のアンバランスがいつも市場を読みにくくする。
そもそも景気が良くて上がる金利は、悪い金利高ではない筈。
そのことは2013年末のQE3終焉で経験済みの筈。
それでもこの解釈が横行するのは「日本の消費税を上げなければ株安」みたいな愚論だろう。
週末のNYの株安はアップルがNYダウに採用され、ATTが除外された影響と考えた方が良いかも知れない。

15年ぶりの高値水準となった東京株式市場のキーワードは「自己資本利益率(ROE)」と「内需」。
ROEを重視するJPX日経400は、初めて14000の大台超えた。
そしてインバウンドを踏まえた内需も奏功してきている。
安倍総理の自民党大会でのキーワードは「農政改革と地方創生」。
地方本社銘柄、特に北陸本社銘柄は今年活躍が期待されよう。

先週1番上昇したのがアルゼンチンの株価、そしてフィリピン、韓国。
日本は6位で0.9%の上昇。
一方で下落したのがトルコ、ギリシャ、ブラジル、香港。
NYは19位でマイナス1.5%。
東京とNYの逆転の構図となってきた。


日経平均想定レンジ
下限18092円(2月18日マド明け水準)〜上限19318円
(200日線の20%プラスカイ離)

今年年足陽線基準は17408円(1月5日終値)
3月月足陽線基準は18826円(3月2日終値)
メジャーSQ値を追ってみると
昨年3月14429円→14807円(6月)→15915円(9月)。
12月SQ値は17281円。
2月SQ値は17866円。
完全に上まわっている。
一方で過去のSQ値では07年6月メジャSQが17912円。
7月は18177円。
18000円台のSQ値は8年ぶりとなろうか。
さらに遡れば2000年1月18967円、2月19757円、3月20129円。
そして4月は20305円。
ITバブルから15年となる。