Eimei みちしるべ 2015年09月28日

(9月28日から10月2日の週)
シルバーウィークが過ぎ、ようやく通常の相場進行。
課題は約110円の9月権利配当落ち分をいつ埋めるかということになる。
アメリカは9月FOMCでの利上げを見送ったがこれはむしろ逆効果で株価は下落。
利上げをできない何か要因があるのだろうかという疑心暗鬼を呼び起こした格好。
半年も利上げするしないと言っているのだから、いい下限に上げた方がスッキリする。
訪米した中国の周主席は飛行機の爆買いをした。
そしてコメントは「中国経済が拡大していることは間違いない」。
低成長であっても成長はしているということなのだろう。
ギリシャの総選挙は通過したが話題にもならない。
結局外部の悪材料は浮沈するもの。
それよりは、拡大継続の日本企業の業績をしっかりと見極めることの方が必要になろう。
間違いなく青い鳥は国内を飛んでいるように思えてならない。
株価が約500円安した24日(木)のテクニカル的指標。
日経平均株価は17571円。
PERは13.96倍と14倍割れ。
(EPSは1258円)。
PBRは1.20倍で配当利回りは1.64%。
新発10年国債利回りが0.325%だから相当なもの。
騰落レシオは64.49%と65%割れ。
東証1部の時価総額は520兆円まで低下(ピークからは約90兆円減少)。
東証1部の単純平均は算出式が変更されたものの2948.82円。
25日線からのかい離は5%だった。
もうひとつは「問われる具体策」と揶揄されてはいるが、アベノミクス第2弾の「新3本の矢」。
キーワードは「1億総活躍」。
希望を生み出す強い経済でGDP600兆円。
夢を紡ぐ子育て支援で出生率1.8。
安心につながる社会保障で介護離職ゼロ。
GDP600兆円の前提は実質2%、名目3%の成長率。
2020年度594兆円、2021年度616兆円と言う計算。
そうすればGDPと時価総額の壁は100兆円以上上に行くから700兆円。
現状のままならGDPプラス100兆円で時価総額は1.34倍。
日経平均23653円の試算となる。
あくまで木曜段階の計算だが、これにクジラなどが加われば計算に味付けが加えられようか。
バフェット指標(その国の株式時価総額は名目GDPを越えると反落する)を知っているに違いない。
日経平均想定レンジ
下限17556円(PER14倍)~上限19105円(200日線)
10月過去25年は11勝14敗で8位。
6日(火)ポイントの日
7日(水)ECB理事会
9日(金)SQ
10日(土)水星逆行
12日(月)体育の日で休場
13日(火)新月
15日(木)ポイントの日
19日(月)ブラックマンデー記念日
21日(水)ポイントの日
25日(日)欧州サマータイム終了
27日(火)月内最終日、ポイントの日、満月、FOMC
(兜町カタリスト 櫻井英明)