Eimei みちしるべ 2015年11月23日
《Eimei「みちしるべ」》
(11月24日から11月27日の週)
年内2万円への道というよりも月内2万円への道を歩いている相場。
水曜にはあと50円弱まで近づいた。
結局約3ヶ月の休養だったということになるのだろう。
相場に必要なのはリズム。
毎日上げることは絶対にないし毎日下げ続けることもない。
でも投資心理は続伸すればどこまで上がり続ける展開に期待し続落すればどこまでも下げ続ける恐怖に苛まれる。
9月29日の19630円を買えなかったと言って嘆く必要はないし、6月24日の20952円を売れなかったと言ってはかなむ必要もない。
相場は過去・現在・未来永劫に続くもの。
それを微分して嘆いたところで過去を取り戻せるものではない。
むしろ積分して過去の償いを取り戻し、明るい未来を展望することが必要な場所。
微分に微分を重ねた大局観のないコメントに一喜一憂する必要はサラサラないもの。
要はおくればせながらも大きな流れで上下変動をつかめていればそうは間違わないのが市場。
日々の展開に右往左往するはコンピュータの専門作業に任せて人がなすべきことは大きな流れをつかむこと。
それだけで相場に対する思考法は変わってこようか。
オランド仏大統領は24日にオバマ大統領、26日にプーチン大統領と会談。
空爆強化の方向での連携を求めるという。
フランスとロシアは既にシリアにある過激派組織「IS」の拠点を空爆。
EUはフランスの要請に応じ、EU条約に基づく集団的自衛権の行使を初めて決定した。
地上戦は想定されてはいないようだが、空爆回数は増加している。
穿ってみれば、ITバブルー不動産バブルのあとにはまた軍事バブルになるのだろうか。
表立っては言えないし、確証もまったくないがどうもこういう連想になる。
日経平均想定レンジ
下限19628円(11月17日安値窓開け水準)〜上限20544円(8月18日窓開け水準)
11月第2週の海外投資家は日本株を3003億円の買い越し。買い越しは4週連続となった。
売り越しは個人で3594億円。
株価上昇で個人売り外国人買いの構図は依然として継続している。
先週金曜の日経マーケット面では「個人売りを止める秘策」として「上場株式の相続税評価の見直し」の提言が紹介されている。
不動産の相続評価並みに時価の70%へ程度への評価引き下げの可能性があるとすれば確かに大きい。
仮に相続対象の不動産の1割が株式にシフトすると約50兆円の買い需要になるという。
あまり痛みのない税制改革で市場振興ができるのならば実現してほしいところだ。
8月25日にデッドクロスした日経平均の中期線(75日)と短期線(25日)は11月18日にゴールデンクロスした。
200日線(景気線)は上向き、25日線(人気線)も上向き。
75日線(需給線)だけが下向きだがこのところの外国人動向を見ているといずれこれも上向きに転じよう。
長い晩夏と長い秋はもう超えた。
これから暖かい冬を迎えるとすれば、気持ちは豊かになっていいような気がする。
99.8%が発表を終えた4〜9月期決算。
売上高は3.9%増、通期2.2%増。
経常利益は11.1%増、通期6.9%増。
純利益は15.0%増、通期13.4%増。
2ケタ増益で着地したというのが現実。
すべてはこの数字を原点にスタートする。
週末の日経平均株価は19879円、PERは15.57倍でEPSは1263円。
PER16倍で20220円。
2万円台はもうすぐ。
(兜町カタリスト 櫻井英明)
(11月24日から11月27日の週)
年内2万円への道というよりも月内2万円への道を歩いている相場。
水曜にはあと50円弱まで近づいた。
結局約3ヶ月の休養だったということになるのだろう。
相場に必要なのはリズム。
毎日上げることは絶対にないし毎日下げ続けることもない。
でも投資心理は続伸すればどこまで上がり続ける展開に期待し続落すればどこまでも下げ続ける恐怖に苛まれる。
9月29日の19630円を買えなかったと言って嘆く必要はないし、6月24日の20952円を売れなかったと言ってはかなむ必要もない。
相場は過去・現在・未来永劫に続くもの。
それを微分して嘆いたところで過去を取り戻せるものではない。
むしろ積分して過去の償いを取り戻し、明るい未来を展望することが必要な場所。
微分に微分を重ねた大局観のないコメントに一喜一憂する必要はサラサラないもの。
要はおくればせながらも大きな流れで上下変動をつかめていればそうは間違わないのが市場。
日々の展開に右往左往するはコンピュータの専門作業に任せて人がなすべきことは大きな流れをつかむこと。
それだけで相場に対する思考法は変わってこようか。
オランド仏大統領は24日にオバマ大統領、26日にプーチン大統領と会談。
空爆強化の方向での連携を求めるという。
フランスとロシアは既にシリアにある過激派組織「IS」の拠点を空爆。
EUはフランスの要請に応じ、EU条約に基づく集団的自衛権の行使を初めて決定した。
地上戦は想定されてはいないようだが、空爆回数は増加している。
穿ってみれば、ITバブルー不動産バブルのあとにはまた軍事バブルになるのだろうか。
表立っては言えないし、確証もまったくないがどうもこういう連想になる。
日経平均想定レンジ
下限19628円(11月17日安値窓開け水準)〜上限20544円(8月18日窓開け水準)
11月第2週の海外投資家は日本株を3003億円の買い越し。買い越しは4週連続となった。
売り越しは個人で3594億円。
株価上昇で個人売り外国人買いの構図は依然として継続している。
先週金曜の日経マーケット面では「個人売りを止める秘策」として「上場株式の相続税評価の見直し」の提言が紹介されている。
不動産の相続評価並みに時価の70%へ程度への評価引き下げの可能性があるとすれば確かに大きい。
仮に相続対象の不動産の1割が株式にシフトすると約50兆円の買い需要になるという。
あまり痛みのない税制改革で市場振興ができるのならば実現してほしいところだ。
8月25日にデッドクロスした日経平均の中期線(75日)と短期線(25日)は11月18日にゴールデンクロスした。
200日線(景気線)は上向き、25日線(人気線)も上向き。
75日線(需給線)だけが下向きだがこのところの外国人動向を見ているといずれこれも上向きに転じよう。
長い晩夏と長い秋はもう超えた。
これから暖かい冬を迎えるとすれば、気持ちは豊かになっていいような気がする。
99.8%が発表を終えた4〜9月期決算。
売上高は3.9%増、通期2.2%増。
経常利益は11.1%増、通期6.9%増。
純利益は15.0%増、通期13.4%増。
2ケタ増益で着地したというのが現実。
すべてはこの数字を原点にスタートする。
週末の日経平均株価は19879円、PERは15.57倍でEPSは1263円。
PER16倍で20220円。
2万円台はもうすぐ。
(兜町カタリスト 櫻井英明)