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【話題株】焼肉・ラーメン株が軒並み急騰 yaki3.jpg
■主力株一服で足の軽い中小型人気、ゴールデンウイーク関連

13日の東京株式市場では、業務用の油揚げトップのオーケー食品工業<2905>(JQS)が何と44%高のストップ高となったほか、焼肉店チェーンの物語コーポレーション<3097>(東1)は6%高となり高値を更新し、同じくアスラポート・ダイニング<3069>(JQS)はストップ高。九州ラーメン店チェーンのワイエスフードの<3358>(JQS)もストップ高など、中小型の飲食店株が軒並み急伸した。

このほかにも、真珠のTASAKI<7968>(東1)が13%高、宿泊予約の一休<2450>(東1)は7%高など、いわゆる中小型の軽量株の上げが目立った。これらが動意づく背景としては、ゴールデンウィークに向けた季節性や訪日外国人客の動向がある。さらに、日経平均を構成する主力株が日経平均の終値での「2万円」を前に一進一退のため、主力株の休養中は出遅れ感のある中小型材料株を物色する動きが出ていることもあるようだ。主力株の決算発表が4月下旬から本格化し、業績の全体像がつかめるまでは、中小型株の売買が活発化する可能性がある。

これらの銘柄をひとまとめに言うと、「言い方は失礼だが、東証1部の主力株から見ると端っこ銘柄、周辺銘柄」(投資顧問関係者)になり、主力株の休養中に動き出すことがよくあるとされている。

日経平均を見ると、15年ぶりの2万円台を4月10日の朝方に一時回復したものの、その後は2万円を目前にして一進一退。一般投資家としては、休養中の主力株を仕込んで待つか、動意を活発化させている中小型株の中から出世株を探すことになりそうだ。

週明けは、すし居酒屋などを展開ヨシックス<3221>(名2、JQS)も9%高となり、2014年12月の株式上場以来の高値を更新したほか、カキ(牡蠣)のオイスターバーを展開するヒューマンウェブ<3224>(東マ)も16%高と3月の株式上場以来の高値を更新した。

一方、すかいらーく<3197>(東1)やサイゼリヤ<7581>(東1)は前週にかけて高値を更新し、週明けは一服となった。飲食店関連株に限って見ても、主力株と中小型株との間では値動きに差が見受けられる。注目株を買いつける場合に、こうした値動きの違いも考慮すると、より効率的な投資になるといえそうだ。

(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR )