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【今日の言葉】『TPP好感、日経平均300円超の上昇』 |
『TPP好感、日経平均300円超の上昇』=TPPが大筋で合意した。日本語で環太平洋経済連携協定といわれるごとく太平洋を取り巻く日本、アメリカ、カナダ、メキシコ、ペルー、チリ、ニュージランド、オーストラリア、ブルネイ、シンガポール、マレーシア、ベトナムの12カ国が関税をなくして一つの経済圏として発展を図る。先行組のユーロ圏、あるいは勢力を強めている中国に対抗する位置づけということになる。
ユーロ圏は通貨ユーロ、中国は元、誕生する環太平洋圏は世界の基軸通貨であるドルが中心だ。しかも、新経済圏は自由、民主主義という共通価値観を持っていることが共産主義の中国と最大の違いであり、単に経済面だけでなく政治面においても結束を強めことで軍事勢力を拡大する中国に対抗できる力となることが大きい。
TPP12カ国の合計人口は約8億人、中国の13億人には及ばないが、ユーロ圏の約5億人を上回り大きい消費力を持つ。日本は得意とするモノ作りで大いに力を発揮するものと期待される。今朝の日経平均は300円を超える上昇とTPPを好感する展開となっている。
(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media−IR)