兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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櫻井英明の株式辞典【と行】

 【と行】
 
 
■投資家心理【とうしかしんり】
誰かにヒアリングされることもなく勝手に冷え込んだり温まったりするもの。
一般的には株価上昇基調では暖かく、下落基調では冷めているとみなされることが多い。
 
 
 
■騰落レシオ【とうらくれしお】
一定期間(通常は過去25日間)の値上がり銘柄数の合計を値下がり銘柄数で除して%表示したもの。
通説では120%を越えると過熱感、70%を割り込むと売られ過ぎとされる。
単純な指標ながら意外と裏切られることは稀。
ただ買われ過ぎ、売られ過ぎの局面で気が付くかどうかが課題。
そして両場面に遭遇したときには「今回は違う」と思いがちだか「今回は違う」ことも稀。
 
 
 
■ドルコスト平均法【どるこすとへいきんほう】
定期的に、継続して、一定金額ずつ購入する投資手法のこと。
この方法だと、価格が安いときには多く、高いときには少ない量を自動的に購入することができる。積立てなどの長期投資に向いている投資法。
最近では401Kなどの利用で株価が安いときに多く買えることを喜ぶ投資家層も増えている。時間軸が異なると、投資の醍醐味も変わってくる好例。
 
 
 
■ドレッシング(お化粧)【どれっしんぐ(おけしょう)
月末や期末に頻繁に現れる言葉。
パフォーマンス(運用成果)を良くしたいために機関投資家などが価格上昇のために「買い」を入れるのではないかという声が高まる。
実態を離れた買いであることから市場では「お化粧買い」と称される。
ただ「お化粧」が実証されることは少なく、期末を通過しても「お化粧」が落ちることは意外と少ない。
しかも厚化粧と薄化粧とスッピンの区別はほとんど付かない。
期待が幻想に終わることもある。
またもし本当にお化粧があるとしても、得てしてその渦中では忘却されることも多い。