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円高一服で買い戻し先行
【市況】東京株式(寄り付き)=円高一服で買い戻し先行
【寄り付き概況】

 14日の日経平均株価は前日比195円64銭高の2万2053円07銭で寄り付いた。
昨日指数下落の主因となったトルコリラ安が一服したことを受け、買い戻しが先行した。
 
前日のNYダウ、ナスダック指数ともに安かったが、世界株安の発端となったトルコリラの急落が目先一服したほか、東京市場は前週末と週明けの2日間で日経平均が740円強下落しており、足もと空売りの買い戻しやリバウンド狙いの押し目買いが優勢となった。
 
外国為替市場で1ドル=110円台後半の推移と円高に歯止めがかかっていることも主力輸出株中心にポジティブに働く。ただ、新興国情勢に不透明感が漂うなか、株式需給面からも市場参加者不足で、買い一巡後の動きが注目される。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、30業種が高く、値上がり上位に倉庫、空運、陸運、医薬品、鉄鋼など。
 
個別では、村田製、ティアックが、昭和電工、ソニー、ファナックは堅調。Vテクは大幅高。トヨタ、東海カ、スズキ、ソフトバンクG、ファーストリテが反発し、任天堂は小幅高。資生堂が値を上げ、キッコーマンは高い。
 
半面、SUMCO、昭和シェルが値を下げ、伊藤忠は弱含み。スルガ銀が売られ、三菱UFJは軟調。武田が緩み、スタートトゥはさえない。