兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

買いの動きが強まる
【市況】東京株式(寄り付き)=買いの動きが強まる
【寄り付き概況】

16日後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比319円53銭高の2万1784円51銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、24.88ポイント高の1744.15で始まった。
1ドル=105円台直前まで進んだ為替の円高・ドル安がやや一服し、買いの動きが強まっている。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)ともに一段高。

連日の円高進行にもかかわらず前日の310円高に続く大幅高は、米国株の急速な戻りや変動率指数(VIX)の落ち着きが投資家心理を再び上向かせている面が大きい。市場は再び楽観シナリオを描き始めたようだ。
 
個別では、ソニーが上伸し、東エレクは3営業日続伸した。トヨタが値を上げ、東海カ、THKは大幅高。三菱UFJ、野村、第一生命、NTTが買われ、ファーストリテは堅調。ソフトバンクG、KDDI、任天堂は強含み。明治HD、第一三共は高い。
半面、日本電産、SUMCOは安い。ニコンは軟調。JR西日本が続落し、サッポロHDは大幅安となっている。
 
日経平均は心理的な抵抗だった5日線を上回って始まっており、買戻しの流れが強まっているようである。円相場が1ドル106円05銭と105円台が視野に入るなかでは、相当強い値動きに映るだろう。日本株については自律反発の域は脱しておらず、引き続き見極めが必要である。
 
ランチバスケットは16件、120.81億円。差し引き売り買い均衡との観測。