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小幅続伸、18円高、今年最高値を更新、米株高を好感
東京株式(前引け)=小幅続伸、18円高、今年最高値を更新、米株高を好感
18日午前の日経平均株価は小幅に続伸した。午前の終値は前日比18円44銭高の2万1354円56銭だった。
 
前日のNYダウ工業株30種平均が史上最高値を更新したことが買い材料となった。
また、2017年4〜9月期決算発表の本格化を前に好業績への期待が高く、相場を支えた。一方、日経平均は前日まで11日続伸しており、過熱感を警戒した利益確定の売りも出やすかった。日経平均は下げる場面もあった。
為替相場が急変動しなければ、日経平均は午後も前日終値付近での小動きが予想される。
 
東証株価指数(TOPIX)は0.45ポイント高の1723.82と小幅高。
東証1部の出来高は6億7109万株、売買代金は1兆711億円。騰落銘柄数は値上がり660銘柄、値下がり1277銘柄、変わらず94銘柄。
業種別では、ゴム製品や医薬品、陸運などが買われている一方、海運や鉄鋼、その他製品などが売られている。
 
個別では、上方修正を発表したコムチュアが大幅高となり、年初来高値を更新。
ファストリが買われ、日経平均を17円程度押し上げた。ソニーや信越化も高い。中期経営計画を発表したブリヂストンは上場来高値を更新した。ショーケースは続伸した。
 
半面、データ改ざん問題で米当局が書類提出を求めた神戸鋼は大幅安。増益観測が伝わったマルハニチロは下げた。ファナックや安川電は安い。創業者と経営陣の対立が伝わったJPHDは売られた。任天堂が値を下げ、豊和工業が大幅安。TYK、大紀アルミニウム工業所、日本CMKなども安い。
 
東証2部株価指数は、前日比30.08ポイント安の6914.68ポイントと反落した。
値上がり銘柄数は181、値下がり銘柄数は234となった。
個別では、昭和ホールディングスが年初来安値を更新。大興電子通信、日本パワーファスニング、アゼアス、安川情報システム、玉井商船が売られた。
 
一方、SFPホールディングス、倉庫精練、情報企画、東邦化学工業など14銘柄が年初来高値を更新。浜井産業、杉村倉庫、児玉化学工業、宮入バルブ製作所、アサヒ衛陶が買われた。