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日経平均株価は高値圏でもみ合っている
【市況】東京株式(後場寄り付き)=日経平均株価は高値圏でもみ合っている
【後場寄り付き概況】

 後場寄り付きの日経平均株価は、前営業日比144円19銭高の2万1299円37銭で始まった。
東証株価指数(TOPIX)は、15.07ポイント高の1723.69で始まった。
日経平均株価と東証株価指数(TOPIX)は高値圏でもみ合っている。
外国為替市場では、1ドル=111円90銭近辺での推移。アジアの主要株式市場は、総じて堅調。
 
前週末の米株高を好感した前場の流れを引き継ぎ、輸出関連株を中心に買いが続いている。
個別では、任天堂、ソニーが前場高値を上回り、トヨタ、ホンダ、日産自、菱UFJ、三井住友が上げ、野村、東京海上、第一生命はしっかり。豊和工がにぎわい、住石HDが個別に買われている。
半面、マツダ、スズキが値下がりし、SMC、古河電、ファーストリテは反落している。
 
 
前場買い一巡後はこう着感の強まる場面もみられたが、インデックス買いが断続的に入っており、指数寄与度の大きい値がさ株等が日経平均を押し上げているようである。
 
また、北朝鮮情勢への緊張から防衛関連に物色が向かう流れがみられているが、警戒感から他の銘柄を売り込む流れにならなかったことも、安心感につながっているようである。
 
その他、衆院選の投開票を22日に控え、報道各社では、自民党が単独過半数(233)を大きく上回ると分析。市場のコンセンサスは連立与党で300議席超をうかがうとの見方である。そのため、長期安定政権への期待による海外勢の資金流入が一段と強まる可能性なども意識されている。
 
ランチバスケットは40件、218.73億円。差し引き30億円の売り越しとの観測。