兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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「遡上」
「遡上」
 
「遡上」
 
 
水曜のNY株式市場で主要3指数はそろって反発。
NYダウは一時28000ドル乗せ。
NASDAQは2%超上昇し11000ポイントに乗せた。
S&P500は一時終値ベースの過去最高値(2月19日3386ポイント)を上回る場面があった。
ザラバベースの最高値は3393ポイント。
3月の安値からの上昇率は50%を超えた。
マイクロソフト、アマゾン、アップルなどが上昇をけん引。
1対5の株式分割を発表したテスラが13.1%高。
「バリュー株への資金移動」説を打ち消した印象。
「企業決算発表がほぼ終了。
予想されたほど悪くなかった。
市場の関心は新型ウイルス対策や大統領選挙に移っている」との見方だ。
ただ「今日なぜ上がったのか」の解釈は聞こえてこない。
7月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前月比0.6%上昇。
市場予想(0.3%上昇)を上回る伸びとなった。
10年国債利回りは0.673%。
2年国債利回りは0.160%。
ドル円は一時107円もあって106円台後半と4日続落。
「米国債利回りの上昇に伴い、日本国債からの乗り換えの動きが見られる」との指摘がある。
SKEW指数は137.01。
恐怖と欲望指数は71→73。
 
 
水曜の日経平均は寄り付き3円安。
終値93円高の22843円と続伸。
日足は2日連続の陽線。
水曜は4週間ぶりの上昇となった。
日経平均は0.4%高でTOPIXが1.2%高。
「明らかにTOPIXX優勢の展開。
戻りの鈍かった景気敏感株、バリュー株中心に幅広く買われてTOPIXを上放れに導いた」との見方。
「この夏枯れの時期にしては上出来」という見方だ。
東証1部の売買代金は2兆5602億円と3日連続で2兆円超。
値上がり1641銘柄(前日1810銘柄)。
値下がり472銘柄(前日330銘柄)。
新高値54柄(前日41銘柄)。
新安値1銘柄(前日3銘柄)。
騰落レシオは99.34(前日97.12)。
6月29日以来31日連続の2ケタ。
NTレシオは14.23倍に低下(前日14.34)。
4日連続の低下だ。
サイコロは4勝9敗で33.33%。
右肩上がりの25日線(22566円)からは△1.23%。
2日連続で上回った。
右肩上がりの75日線は21761円。
1日40円程度の上昇だから200日線を上抜くのは8月19日か20日。
ちょうどイスラムヒジュラ暦の新年の時期。
横ばって来た200日線(21989円)から△3.89%。
右肩上がりの5日線(22571円)から△1.21%。
2日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲17.762%(前日▲17.636%)。
買い方▲9.016%(前日▲9.435%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲22.866%(前日▲24.045%)。
買い方▲19.327%(前日▲18.364%)。
空売り比率は39.0%(2日連続の40%割れ:前日37.7%)。
空売り規制なしの比率は7.0%。
7月31日時点の信用売り残は339億円増の8871億円。
2週ぶりの増加。
同信用買い残は168億円減の2兆2547億円。
2週ぶりの減少。
2兆円台は13週連続。
ボトムは3月27日週の1兆7545億円。
ピークは1月31日週の2兆4637億円。
金額ベースでの信用倍率は2.54倍(前週は2.66倍)。
日経HVは19.7、日経VIは21.64。
日経平均採用銘柄の予想PERは21.22倍(前日20.99倍)。
前期基準では18.09倍。
EPSは1076円(前日1083円)。
7月1日時点は1239円、7月31日時点は1212円だった。
暫定PERは21.22倍。
計算上のEPSは1076円。
225のPBRは1.09倍。
BPSは20957円(前日20871円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.71%(前日4.75%)。
配当利回りは1.99%。
東証1部全銘柄だと予想PERは23.25倍。
前期基準では19.29倍。
東証1部全銘柄のPBRは1.20倍。
ドル建て日経平均は214.06(前日214.42、12月13日が219.64)。
7月25日の215.01がターゲット。
東証1部単純平均株価は23円高の2116円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1716円と低下(前日168円)。
東証1部の時価総額は612兆円(前日604兆円)。
8兆円の増加。
シカゴ225先物終値は大証日中比290円高の23190円。
高値23245円、安値22650円。
大証夜間取引終値は日中比270円高の23170円。
気学では「高下激しく波乱する日」。
金曜は「急騰することあり。吹き値は利食いのこと」。
ボリンジャーのプラス1σが22827円。
プラス2σが23088円。
一目均衡の雲の上限が22344円。
7日連続で雲の上。
勝手雲の上限は22619円で下限は22560円。
2日連続に雲の上。
勝手雲は明日に黒くねじれる。
RSIが52.13。
RCIが50.82。
7月21日高値22925円、15日高値22965円。
ココを抜けてシカゴ225先物は高値23245円。
次は6月8日高値23178円がターゲット。
2月21日の23378円と22日の22950円のマドを埋めればコロナ禍前に遡上。
因みに3月19日安値の信用期日は9月19日。
 
 
《今日のポイント8月13日》
 
(1)NY株式市場で主要3指数はそろって反発。
   ハイテクセクター主導型で「バリュー株への資金移動」説を打ち消した印象。
   ダウ輸送株指数は46ポイント高の10936ポイントと11日続伸。
   SOX指数は3.36%高と大幅反発。
 
(2)右肩上がりの25日線(22566円)からは△1.23%。
   2日連続で上回った。
   右肩上がりの75日線は21761円。
   1日40円程度の上昇だから200日線を上抜くのは8月19日か20日。
   ちょうどイスラムヒジュラ暦の新年の時期。
   横ばって来た200日線(21989円)から△3.89%。
   右肩上がりの5日線(22571円)から△1.21%。
   2日連続で上回った。
 
(3)騰落レシオは99.34(前日97.12)。
   6月29日以来31日連続の2ケタ。
   NTレシオは14.23倍に低下(前日14.34)。
   4日連続の低下は4TOPIX優位の傍証。
   サイコロは4勝9敗で33.33%。
 
(4)空売り比率は39.0%(2日連続の40%割れ:前日37.7%)。
   7月31日時点の信用売り残は339億円増の8871億円。
   2週ぶりの増加。
   同信用買い残は168億円減の2兆2547億円。
   2週ぶりの減少。
 
(5)日経平均採用銘柄の予想PERは21.22倍(前日20.99倍)。
   EPSは1076円(前日1083円)。
   7月1日時点は1239円、7月31日時点は1212円だった。
   暫定PERは21.22倍。
   計算上のEPSは1076円。
 
(6)ドル建て日経平均は214.06(前日214.42、12月13日が219.64)。
   7月25日の215.01がターゲット。
 
(7)ボリンジャーのプラス1σが22827円。
   プラス2σが23088円。
   プラス3σが23349円。
 
(8)7月21日高値22925円、15日高値22965円。
   ココを一気に抜けてシカゴ225先物は高値23245円。
   次は6月8日高値23178円がターゲット。
   2月21日の23378円と22日の22950円のマドを埋めればコロナ禍前に遡上。
   因みに3月19日安値の信用期日は9月19日。
   今年12勝18敗の木曜は「変化日」。
 
 
今年の曜日別勝敗(8月12日まで)

月曜14勝14敗
火曜17勝13敗
水曜14勝16敗
木曜12勝18敗
金曜13勝16敗。
 
 
水曜のNYダウは289ドル高の27976ドルと反発。
一時28000ドル台に乗せた場面もあったが昨日高値28154ドルは抜けなかった。
NASDAQは229ポイント高の11012ポイントと反発。
S&P500は46ポイント高の3380ポイントと反発落。
ダウ輸送株指数は46ポイント高の10936ポイントと11日続伸。
SOX指数は3.36%高と大幅反発。
VIX指数は23.85。
3市場の売買高は93.8億株と減少(過去20日平均は102.3億株)。
225先物CME円建ては大証日中比290円高の23190円。
ドル建ては大証比日中比305円高の23205円。
ドル円は106.89円。
10年国債利回りは0.673%。
2年国債利回りは0.160%。
 
12日時点の決算ダッシュボード。
見出しは「純利益30%減」。
昨日の55%減、週末の36%減よりも良くなった。
増益は308社、減益は643社、赤字が99社。
第1四半期時点の赤字は531社。
通期見通しを出していない企業もあるから一概には言えないが通期では減っている。
 
株価が上がってくると頻繁に持ち出される言葉。
「注意しましょう、警戒しましょう、見極めましょう」
注意して警戒すれば損はしないのか?
といつも思うのだが、この免罪符は消えることはない。
そして「見極められる」のならば苦労はない。
見極められないから悩み苦しむのが相場なのだ。
ほとんど意味をなさない言葉を羅列すれば済むのなら誰でも専門家だ。
もっとも、株に限らず、コロナの世界でも専門家の提言は「密を避ける」。
これだって言われなくても誰でもわかる。
事はアチコチの世界で一緒らしい。
株式市場で一番たちが悪いのが「両論併記の弊害」。
決して結論を出さず「Aの可能性もあればBの可能性もある。
ひょっとすると、ある条件ではCもあり得る」。
さらに進んでAの可能性40%、Bの可能性40%、Cの可能性30%」。
「予想が外れた」と後ろ指を刺されることを異常に恐れたコメントだ。
もっとも両論併記は「外れる」ことは少ないから「前に言ったとおりに。以前申し上げたとおりに」が通用する。
でも実務ではほとんど役に立たない見通し。
これって求められていることであり必要なことなのだろうか。
「真剣に当てに行く」ことの方が「執拗に間違わない言い訳探し」よりも必要だろう。
経験則では両論併記の専門家が後出しでも滅多にない結論を出すと多くの場合外れるものでもある。
 
昨夜庭に登場したのは2匹のゲッコー。
週末のカナヘビと昨夜のゲッコー、これにハクビシンが加われば最強なのだが・・・。
昨日のストボの後場の実況のテーマは「謙虚」。
相方は「殊勝」。
これで水曜後場は4週ぶりの反発となった。
「謙虚さと殊勝さ」が相場には必要ということだろう。
 
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
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(兜町カタリスト櫻井)