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16日の東京株式市場は、方向感の出づらくもみ合い展開か。
【オープニングコメント】
16日の東京株式市場は、方向感の出づらくもみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、1万9600円−1万9900円を想定する。
昨日15日は、米国と北朝鮮の対立が和らぐとの期待感が優勢となり、買い戻しの動きが出て反発した。ただ、両国の対立の行方は依然として不透明なうえ、買い進む材料にも乏しいことから、上値も限定的となりそうで、様子見姿勢の強い地合いが続くと予想する。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の半ば(15日終値110円33−35銭)と小動きだが、円安進行は下支え材料となる一方、日経平均はきのうの大幅高の反動も想定される。
シカゴ日経平均先物円建て清算値は、15日の大阪取引所終値比20円安の1万9720円。
 
東証寄り付き前段階での主要外国証券経由の注文動向は、売り970万株、買い1320万株で、差し引き350万株の買い越し。買い越しは3営業日連続。金額は売り越し。
売りセクターに、銀行、卸売、電機、自動車、薬品など。買いセクターに、電機、鉄鋼、精密、情報通信、食品、サービスなど。
 
【好材料銘柄】
■夢の街創造委員会 <2484>
未定だった今期配当は3.3円実施、実質32%増配。
 
■総医研ホールディングス <2385>
今期経常は59%増益へ。
 
■リンクバル <6046>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.17%にあたる7万株(金額で1億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月16日から12月11日まで。
 
■ドンキホーテホールディングス <7532>
今期経常は5%増で9期連続最高益、前期配当を3円増額・今期は1円増配へ。
 
■NTTデータ <9613>
ブロックチェーン技術を活用した貿易情報連携基盤の実用化に向け、商船三井 <9104> ら13社でコンソーシアムを発足。
 
■インフォテリア <3853>
東証が16日売買分から信用取引の臨時措置(委託保証金率を50%以上[うち現金20%以上]とする)を解除する。日証金も増担保金徴収措置を解除。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
16(水)
【国内】
7月訪日外客数(16:00)
 
【海外】
ユーロ圏4-6月期GDP速報値(18:00)
米7月住宅着工件数(21:30)
米7月建設許可件数(21:30)
7月25・26日開催のFOMC議事録
NAFTA(北米自由貿易協定)再交渉の初会合(〜8/20 ワシントン)
《米決算発表》
ターゲット、シスコシステムズ

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。