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買い先行、米株軟調で円高を嫌気
【市況】東京株式(寄り付き)=買い先行、米株軟調で円高を嫌気
【寄り付き概況】

 
7日午前の日経平均株価は前日比46円85銭高の2万9743円48銭と、小反発して始まった。前日の急落を受けた買い戻しや、国際通貨基金(IMF)が世界経済見通しを6%に上方修正したことを映した買いにつながった。
 
前日の欧州株市場は総じて堅調な値動きだったが、米国株市場ではNYダウが引けにかけて水準を切り下げる展開で100ドル弱の下落となり、ナスダック総合指数も小幅安となった。米長期金利が1.6%台半ばまで急速に水準を切り下げており、日米金利差縮小を背景に外国為替市場ではドル安・円高に振れていることは警戒材料となる。国内では大阪などをはじめ新型コロナウイルスの感染再拡大に対する懸念もくすぶる。
ただ、東京株式市場では前日に利益確定の動きが加速し日経平均が400円近い下げをみせていることから、値ごろ感からの押し目買いや空売り買い戻しが予想されるところで、下値に対する抵抗力も発揮されそうだ。
 
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=109円台の後半(6日は1ドル=110円30−31銭)、1ユーロ=130円台の前半(同130円37−41銭)で取引されている。
 
 
個別では、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、郵船、商船三井などの海運株が上昇。SUMCO、LIXILなどの金属製品株や、三井金属、住友鉱などの非鉄金属株も高い。
上げている。
 
半面、ポピンズHD、サイバーL、ネクステージ、アゴーラHG、グローバルKなどが下落している。