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今週もドル安の流れが続くかどうかに注目が集まる
【為替】今週もドル安の流れが続くかどうかに注目が集まる
[概況]

先週末11日の米消費者物価指数は予想を下回る結果となり、年内の利上げ期待が後退してNY株式市場は3市場とも小反発して引けた。
 
一方為替市場ではドルが発表後に当日安値まで下げ、最後も値下がりして引けたが、ユーロは対ドルで買われた事などにより上昇し、ドル以外の通貨は概ね上昇して引けた。今週は日本が16日までお盆休みを取るところが多く、それまで東京市場は小動きが予想され、米国の経済指標は明日15日以降に発表が続く。
 
15日(月)7月小売売上高、8月NY連銀製造業景気指数、7月輸入物価指数、6月対米証券投資、16日(水)MBA住宅ローン申請件数、7月住宅着工・許可件数、17日(木)新規失業保険申請件数、8月フィラデルフィア連銀景況指数、7月鉱工業生産・設備稼働率、7月景気先行指数、18日(金)8月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値などが発表予定となっている。
 
先週はドルが109円割れまで下げ、今週もドル安の流れが続くのかどうか注目されるが、景気回復は米国が先行しており、ようやく緩和縮小に舵を切ろうとしているユーロ圏はユーロ高を望んでいるとは考えにくい。このままユーロ高が続く様なら、ユーロ高けん制発言が出る可能性もあるが、今週もユーロ/ドルの動きに注目したい。



[提供:カネツFX証券株式会社]