底堅い展開か
底堅い展開か |
25日の日経平均は続伸。終値は前日比131円高の2万6296円で、連日で29年半ぶりの高値を示現した。前日の米株高や米国の政権移行が始まる安心感から景気敏感株を中心にこの日も大きく買いが先行。1ドル=104円台半ばまで戻した円安も追い風となって日経平均の上げ幅は一時500円を超える場面があった。
一方、東京都が飲食店の営業時間規制を再要請するとの報道が伝わったことで中頃から上げ幅を縮小。目先の利食いのきっかけとなったようである。
明日26日の日経平均株価は底堅い展開か。
好需給の構図に変わりはなく、外部要因に変調がなければ、根強い買いが続くとみられる。
今週月曜の上昇で3日分の下げを一気に取り戻した。今週も、前半2日で約769円の上昇と大きな貯金を作っており、これをどれだけ残して週を終えることができるかが注目される。あすは休場前の米国株の動向に大きく影響されるだろうが、2万6000円より上はキープしておきたいところだろう。
市場では、「短期的な行き過ぎ感から売り物に抑えられる場面もあろうが、NTTドコモ <9437> (監理)のTOB(株式公開買付け)で得る資金の再投資や、配当再投資の買いなどが控え、12月SQ(特別清算指数)算出日までは底堅いとみている」、「需給は良好であり、それを打ち崩すだけの悪材料は今のところ見当たらない」などの声が聞かれる。
■上値・下値テクニカル・ポイント(25日現在)
27814.78 ボリンジャー:+3σ(25日)
27093.48 ボリンジャー:+3σ(13週)
26724.55 ボリンジャー:+2σ(25日)
26400.07 ボリンジャー:+3σ(26週)
26296.86 ★日経平均株価25日終値
26043.50 ボリンジャー:+2σ(13週)
25960.87 均衡表転換線(日足)
25906.93 新値三本足陰転値
25894.49 6日移動平均線
25634.31 ボリンジャー:+1σ(25日)
25351.37 ボリンジャー:+2σ(26週)
24993.52 ボリンジャー:+1σ(13週)
24827.45 均衡表転換線(週足)
24827.45 均衡表基準線(日足)
24544.08 25日移動平均線
24302.68 ボリンジャー:+1σ(26週)
24118.13 均衡表基準線(週足)
23943.55 13週移動平均線
23673.50 75日移動平均線
ザラ場高値と安値はいずれも前日水準を上回り、終値は上向きの5日線上をキープし、大勢では買い手優位の形状。反面、ローソク足は長い上ヒゲを伴う陰線で終了し、目先の騰勢一服を示唆している。RSI(14日ベース)が83.82%(昨日84.88%)、25日線との上方乖離率は7.14%(昨日7.06%)と、いずれも過熱圏にとどまっており、明日26日も短期的な利益確定売り圧力の高まりが警戒されよう。