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「経済の絆」
「経済の絆」

「経済の絆」

火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って小幅反落。
2月の雇用動態調査(JOLTS)は求人件数が予想以上に増加。
約2年ぶりの高水準となった。
またIMFは今年の世界経済の成長率予想を5.5%から6%に上方修正。
1976年以降で最も高い成長見通しとなった。
「IMFの見通し上方修正を受け、市場心理が上向いた」という声もある。
一方で企業の業績を見極めようという動き。
S&P500採用銘柄の第1四半期利益は前年同期比24.2%増の見通し。
インフレリスクや増税案、海外でのコロナ再拡大を巡る懸念との相克だ。
債券利回りは低下。
10年国債利回りは1.657%。
2年国債利回りは0.162%。
ビットコインに次いで時価総額2位のイーサリアムが2151.63ドルと高値を更新。
暗号資産の時価総額は2兆ドルを突破した。
ドル円は109円台後半。
SKEW指数は142.44。
恐怖と欲望指数は64→64。

火曜のNYダウは96ドル安の33430ドルと3日ぶりに反落。
NASDAQは7ポイント安の13698ポイントと4日ぶりに反落。
S&P500は3ポイント安の4073ポイントと4日ぶりに反落。
ダウ輸送株指数は48ポイント安の14842ポイントと3日ぶりに反落。
SOX指数は1.19%安の3266ポイントと4日ぶりに反落。
VIX指数は18.12と上昇。
3市場の売買高は96.5億株(前日100.5億株。過去20日平均126.2億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比20円安の29680円。
ドル建ては大証比日中比5円高の29705円。
ドル円は109.74円。
10年国債利回りは1.657%。
2年国債利回りは0.162%。

火曜の日経平均は寄り付き119円高。
3月18日高値に近付いたがそれも一瞬。
終値は392円安の29696円と4日ぶりに反落。
日足は3日ぶりに陰線。
大引け間際が安値で実体の長い陰線。
印象の悪い下げとなった。
3月高値時には1日、2月高値に7日滞在した3万円台。
「今回は一日天下」という見方だ。
海外投資家のイースター休暇明けは通常と異なり売りトレード。
「意表を突くことが得意な人たちである」ともされた。
「ボラが高い日本株ということで売りでも買いでも一緒」は相場に失礼だろう。
「ここで切り返せれば程よく過熱感が削がれ新たな買いも入りやすくなる」。
そんな声にすがりたい動きだ。
一時2000ポイントに近付いたTOPIXは4日ぶりに反落。
下落率は1.47%。
日経平均の下落率は1.30%だった。
東証マザーズ指数は6日ぶりに反落。
日経ジャスダック平均は3日ぶりに反落。
東証1部の売買代金は2兆4943億円(前日2兆954億円)。
55日連続で2兆円超。
値上がり248銘柄(前日1494銘柄)。
値下がり1897銘柄(前日624銘柄)。
新高値77銘柄(前日109銘柄)。
新安値25銘柄(前日10銘柄)。
騰落レシオは122.94(前日128.00)。
NTレシオは15.20倍(前日15.17倍)。
4日連続15倍台。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
右肩上がりの25日線(29368円)からは△1.12%。
4日連続で上回った。
右肩上がりの75日線は28724円。
右肩上がりの200日線(25558円)からは△16.19%(前日△17.90%)。
右上がりの5日線(29641円)から△0.19%。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.536%(前日▲19.599%)。
買い方▲4.534%(前日▲3.286%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.463%(前日▲8.157%)。
買い方▲13.266%(前日▲12.218%)。
空売り比率は40.5%(2日ぶりに40%超:前日38.0%)。
空売り規制なしの比率は7.4%(前日7.2%)。
日経VIは18.66と低下。
4月2日時点の信用売り残は2152億円減の7629億円。  
5週ぶりに減少。
昨年10月30日時点以来5カ月ぶりの低水準。
同信用買い残は70億円減の3兆72億円。
3週ぶりに減少。
金額ベースでの信用倍率は4.03倍(前週は3.15倍)。
昨年3月27日時点は1.62倍だった。
日経平均採用銘柄の予想PERは22.63倍(前日22.97倍)。
前期基準では23.94倍。
EPSは1312円(前日1309円)。
225のPBRは1.32倍。
BPSは22497円(前日22454円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.42%(前日4.35%)。
配当利回りは1.62%。
東証1部全銘柄だと予想PERは24.69倍。
前期基準では25.03倍。
PBRは1.42倍。
ドル建て日経平均は269.48(前日271.83)。
東証1部単純平均株価は33円安の2439円。
(2020年末2341円、2019年末2327円、
2018年末2077円、2017年末2946円)。
東証1部売買単価は2169円(前日は2235円)。
東証1部時価総額は729兆円(前日は740兆円)。
27日連続で700兆円超。
火曜のシカゴ225先物終値は大証日中比20円安の29680円。
高値は30280円、安値は29615円。
225先物大証夜間取引終値は日中比70円安の29630円。
気学では「変化日にして不時の高下を見せる日」。
水曜は「吹き値売りの日。ただし安値にある時は小戻しする」。
木曜は「変化日。前場引け尻の足取りに注意肝要」。
金曜は「前場の足取りに逆行して動く日」。
ボリンジャーのプラス1σが29831円。
プラス2σが30294円。
一目均衡の雲の上限は29467円。
3日連続で雲の上。
勝手雲の上限は29396円。
勝手雲は昨日黒くねじれた。
RSIが47.68(前日51.95)。
RCIが79.67(前日62.36)。
SQ週の荒れる水曜日。
3月SQ値は29282円。
4月月足陽線基準は29388円。
2021年3月月中平均29315.26円。
トピ1945.84ポイント。


《今日のポイント4月7日》

(1)火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って小幅反落。
   IMFは今年の世界経済の成長率予想を5.5%から6%に上方修正。
   1976年以降で最も高い成長見通しとなった。
   S&P500採用銘柄の第1四半期利益は前年同期比24.2%増の見通し。
   10年国債利回りは1.657%。
   2年国債利回りは0.162%。
   暗号資産の時価総額は2兆ドルを突破した。
   ドル円は109円台後半。
   SKEW指数は142.44。
   恐怖と欲望指数は64→64。

(2)ダウ輸送株指数は48ポイント安の14842ポイントと3日ぶりに反落。
   SOX指数は1.19%安の3266ポイントと4日ぶりに反落。
   VIX指数は18.12と上昇。
   3市場の売買高は96.5億株(前日100.5億株。過去20日平均126.2億株)。
   225先物CME円建ては大証比日中比20円安の29680円。

(3)東証1部の売買代金は2兆4943億円(前日2兆954億円)。
   新高値77銘柄(前日109銘柄)。
   新安値25銘柄(前日10銘柄)。
   騰落レシオは122.94(前日128.00)。
   NTレシオは15.20倍(前日15.17倍)。
   4日連続15倍台。
   サイコロは7勝5敗で58.33%。

(4)右肩上がりの25日線(29368円)からは△1.12%。
   4日連続で上回った。
   右肩上がりの200日線(25558円)からは△16.19%(前日△17.90%)。
   右上がりの5日線(29641円)から△0.19%。

(5)空売り比率は40.5%(2日ぶりに40%超:前日38.0%)。
   空売り規制なしの比率は7.4%(前日7.2%)。
   日経VIは18.66と低下。
   4月2日時点の信用売り残は2152億円減の7629億円。  
   5週ぶりに減少。
   昨年10月30日時点以来5カ月ぶりの低水準。
   同信用買い残は70億円減の3兆72億円。
   3週ぶりに減少。
   金額ベースでの信用倍率は4.03倍(前週は3.15倍)。
   昨年3月27日時点は1.62倍だった。

(6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.536%(前日▲19.599%)。
   買い方▲4.534%(前日▲3.286%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲6.463%(前日▲8.157%)。
   買い方▲13.266%(前日▲12.218%)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは22.63倍(前日22.97倍)。
   EPSは1312円(前日1309円)。
   BPSは22497円(前日22454円)。

(8)ドル建て日経平均は269.48(前日271.83)。
   東証1部時価総額は729兆円(前日は740兆円)。

(9)ボリンジャーのプラス1σが29831円。
   プラス2σが30294円。
   一目均衡の雲の上限は29467円。
   3日連続で雲の上。
   勝手雲の上限は29396円。
   勝手雲は昨日黒くねじれた。
   RSIが47.68(前日51.95)。
   RCIが79.67(前日62.36)。
   SQ週の荒れる水曜日。
   3月SQ値は29282円。
   4月月足陽線基準は29388円。
   2021年3月月中平均29315.26円。
   トピ1945.84ポイント。

権利落ち前は日経平均29384円、TOPIX1977ポイントだった。

今年の曜日別勝敗(4月6日まで)

月曜9勝4敗
火曜8勝5敗
水曜6勝7敗
木曜8勝4敗
金曜5勝8敗

IMFの今年の世界の成長率予想は6%へ再上方修正。
背景は新型コロナウイルスのパンデミックに米国などが過去に例のない大規模な対策を打ち出したこと。
1976年以降で最も高い成長見通しだ。
今年1月時点の前回予想は5.5%。
米国の今年の成長率は6.4%と1980年代初め以降で最も高い伸び。
1月時点の5.1%から1.3%ポイントの引き上げ。
昨年10月時点の予想の2倍となる。
先進国の今年の成長率予想は4.3%から5.1%に引き上げられた。
これに貢献したのは主に米国。
ドイツ、フランス、日本などの予想は1月時点からわずかな改善にとどまる。
新興国の今年の成長率予想は6.7%。
1月時点から上方修正されたが、引き上げ幅は0.4%ポイントで先進国を下回った。
中国の成長率予想は8.4%。
前回から0.3%ポイント上方修正した。
日本は今年3.3%、2022年2.5%成長の見通し。

【IMF世界経済見通し】
世界全体 2021年 6.0%(1月比プラス0.5%)22年4.4%(同プラス0.2%)
日本3.3%(△0.2%)2.5%(△0.1%)。
米国6.4%(△1.3%)3.5%(△1.0%)。、
ユーロ圏4.4%(△0.2%)3.8%(△0.2%)。
中国8.4%(△0.3%)5.6%(△0)
インド12.5%(△1.0%)、6.9%(△1.0%)。


日経「大機小機」は「米中覇権争い、市場のリスク」。
中国が目指す「パックスシニカ」は「パックスアメリカーナ」の代替。
論調としては「米国は単独では中国に対抗できない。
日欧などの民主主義国家と連携し、中国封じ込め政策を展開している。
たが、欧州は連携することはないだろう。
日本政府の米国密着戦略は、経済的利益を犠牲にする覚悟が問われるだろう」。
これは一つの見方。
興味深かったのは昨日お話した武者リサーチの武者さん。
「米中敵対時代において日本は決定的に重要な存在。
菅首相訪米により日米同盟の強いきずなが宣言されるはずである。
見返りは円安容認ではないか。
円安こそ日のデフレ脱却を決定的にし日本経済を停滞から脱却させる切り札だからである。
米国にとっても円安の結果起きるであろう半導体・ハードウエアの中・韓・台への過度の依存からの変化は必要だ。
超円高のせいで日本に集積していたこれらハイテク製品の生産はこれら3か国に移動した。
安全なサプライチェーンの確保のための円安でもある」。
遠大な構想だが、メリットは日米両国にとって大きいような気がする。
昨日の加藤官房長官の発言。
「サプライチェーン(供給網)の連携強化が16日の日米首脳会談で協議されるとの見通し。
コロナ禍もあり、脆弱性が明確になった。
経済安全保障の重要性と日本企業の利益の保護を両立させるため、
サプライチェーンの強靱化に向け、米国と緊密に連携していきたい」。
これは伏線かもしれない。 

◇━━━ カタリスト━━━◇

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(兜町カタリスト櫻井)