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「トヨトミの逆襲」
「トヨトミの逆襲」
「トヨトミの逆襲」

トヨタの社長交代劇を見て脳裏に浮かんだのは「トヨトミの逆襲−小説巨大自動車産業」」(小学館文庫)。
たまたま旧臘に読んでいたのだが、小説中では豊臣統一社長は2022年に退任。
少し違ったかなと思っていたが、ほぼ相似形となった。
以下は宣伝コピー。

経済界を震撼させた超話題のビジネス小説
「99%が真実」という噂で書店から本が蒸発した。
あまりに詳しすぎる内部情報、関係者しか知らないはずのエピソードが満載だったため、
小説を偽装したノンフィクションではないかと噂され、発売と同時に一気にベストセラーとなった超問題小説「トヨトミの野望」の第二弾が遂に文庫化。
EV、自動運転、ライドシェア、さらにカーボンニュートラル、地球温暖化。
激震する自動車業界の巨大企業に、さらに世界的IT企業が襲いかかる。
持ち株比率たった2%の創業家社長は、この難関を乗り切れるのか。
気鋭の経済記者が覆面作家となって挑む「この国の危機」の真実。新聞が書けない極秘情報満載のビジネス小説登場。


司馬遼太郎氏の「関ケ原」を読んでいて目に止まった一節。
「世間は利害と恐怖で動く。
そして正義ではなく、強弱を支持する」。
相場も一緒だろう。
「相場は利害と恐怖で動く。
相場は欲望の世界だから当然利害が優先。
そして下がるかも知れないという恐怖が人々をかきたて売買が頻繁になる。
持っていれば上がりそうでも恐怖が利食いや損切りを頻繁にする。
そしてわかってはいるものの相場の集合的動きは正義の旗印ではなく強弱に着く傾向。
売り手と買い手のどちらが優勢なのか。
できれば勝ち馬に乗りたいという日々の投資心理。
これこそが相場心理の本質だ」。



(櫻井)。