兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

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「また東京から」
「また東京から」

週末のNY株式市場は続落。
金利の上昇基調やアップルに代表されるハイテクセクターの軟調が響いた。
「金利や株式相場に影響が及ぶ可能性を懸念。
今決算期の勢いもやや不足している」という声が聞こえる。
もっともS&P500は週間で0.5%高と2週連続で上昇した。
2年債利回りは2.449%に上昇。
10年債利回りは2.945%と3月21日以来の水準に上昇。
2月21日に記録した約4年ぶりの高水準となる2.957%は下回る水準。
しかし3%が視野に入ってきた。
「債券は株価動向やインフレ期待の高まりに反応している訳ではなく国債発行に関連した動き」。
そんなとの見方だ。
多くのFRB当局者は経済 が安定的に成長しているとコメント。
年内は一段の利上げが実施されるとの見方が支配的となりドルは堅調。
ドル/円は0.2%高の107.50円。一時は107.85円と、2週間ぶり高値を付けた。
ユーロ/ドルは1.2248ドルと、2週間ぶり安値を更新。
週初からの下落率は0.39%となり、週間としては2カ月ぶりの大きな下落となった。
引け後に北朝鮮は「核兵器開発を実現。
核実験、ミサイル発射は中止」と表明。週明けに織り込むことになる。
 
週末の日経平均株価は6日ぶりの反落。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり989、値下がり978と売り買 いはほぼ均衡。
少し前までの地政学リスクと円高を警戒する地合いからは脱却。
シリアと北朝鮮の両方で懸念が後退し為替は落ちいてきた格好。
ハイテクセクターが軒並み大幅安となりながら、日経平均はわずか28円の下落。
やはり地合いは変わってきている。
陰極まれば陽というところだろうか。
節目の22000円を上回って推移し全体としては戻り基調が継続。
日経平均は週間では約383円上昇。週足では4週連続で陽線。
25日線や200日線からは3%程度のプラスかい離。
そろそろ上向きそうば75日線(22219円)まではあと少し。
ボリンジャのプラス2σで頭は抑えられているがボリンジャは拡大し始めた。
空売り比率は41.7%まで上昇。
ただ日経VI は16.00%まで低下した。
日経平均のEPSは1707円でPERは12.98倍。
13倍はもうすぐだ。
北朝鮮の新たな動きを地球上で初めて評価する東京市場という格好だ。
気になるのは「核兵器生産に成功」という表現。
核開発とICBM開発を止めるばかりがクローズアップされているが・・・。
日経朝刊連載小説「愉楽にて」は濡れ場の展開。
しかも4月23日株高の特異日。
アノマリー的には反発の日。
 
NYダウは201ドル安の24462ドルと4日続落。
NASDAQは91ポイント安の7146ポイントと続落。
S&P500は22ポイント安の2670ポイントと続落。
ダウ輸送株指数は92ポイント安の10578ポイント。
3市場の売買高は64.5億株。
CME円建ては大証比85円安の22075円。
ドル建ては大証比60ポイント安の22100ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比110円安の22050円。
ドル円は107.59円。
10年国債利回りは2.951%。
 
 
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(兜町カタリスト櫻井)