兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

所詮、一服
「所詮、一服」
週末のNY株式市場はNYダウとS&P500が下落。
「法人税減税の行方を巡る不透明感が圧迫した」との解釈。
インテルとアップルの下げが指数の下落要因となった。
週間ベースではNYダウは0.5%安。
NASDAQは0.2%安。
S&P500は0.2%安。
各指数とも9週ぶりに反落した。
国債利回りは昇。
2年債利回りが9年ぶり高水準。
ドル円は113円台半ばで推移し週間では0.5%安となった。
1月の米ミシガン大消費者信頼感指数は97.8で着地。
市 場予想の100.7を大きく下回った。
現況指数が113.6と予想(116.8)に届かず、期待指数も87.6で予想(90.5)を下回った。
1年先の期待インフレ率は2.6%と、
前月確報値(2.4%)からやや上昇。
5年先の期待インフレ率は2.5%で横ばいだった。
上昇継続の一服は顕著だが所詮一服と見る向きも多い。
 
 
荒い動きとなった前週の日経平均。
「25日線から8%近くプラスかい離となれば一度は反落」という声も聞こえる。
1996年6月につけたバブル崩壊後の高値22666円。
史上最高値38915円からその後の最安値7054円までの下げの半値戻し水準は22985円。
注目の節目を上回ったことは瞠目するべきだろう。
「9 月8日の安値19239円から11月9日の高値23382円まで、2カ月で4000円強上昇。
ここまでの動きは非常に強い」という指摘も正しかろう。
「9月8日の安値19239円から11月9日の高値23382円まで、2カ月で4000円強上昇。
ここまでの動きは非常に強い」という声が聞こえる。
週間ベースでは、日経平均株価は0.6%高、9週続伸(累計3406.6円 17.7%上昇)。
TOPIXは0.4%高、9週続伸(同 206.9ポイント 13.0%上昇)。
東証マザーズ指数は1.0%高、3週続伸(同 5.4%上昇)。
日経ジャスダック平は0.2%安、3週ぶり反落。
東証2部指数は2.5 %安、3週ぶり反落。
シカゴ225先物終値は大証日中比55円安の22465円と25000円割れ。
空売り比率も41.8%(全営業42.3%)と40%超が連続。
しかしSQ値22531.10円は上回っての水準。
「市場はやや諦念モード。
しかし225採用銘柄のEPSは1509円としっかり」という視点が大切な週明けとなろうか。
 
経済産業省は上場バイベンチャーの安定経営策を検討するという。
上場廃止基準の緩和や投資資金呼び込みの具体策を提言するという。
これは結構ジワジワの朗報かも・・・。
 
そういえば・・・。
先週末の大阪IRセミナーでのフジシール(7864)の岡崎社長。
同社のコンプライアンスについて「あなたの決断や業務を家族(最愛の人)に説明できますか」があるという。
コンプラやリーガルが一気に片付いてしまう一条だった。
 
NYダウは39ドル安の23422ドルと続落。
NASDAQは0.89ポイント高の6750ポイントと3日ぶりの反発。
S&P500は2ポイント安の2582ポイントと3日続落。
ダウ輸送株指数は16ポイント安の9501ポイント。
3市場の売買高は67億株と木曜の74億株からは低下。
CME円建ては大証比55円安の22465円。
ドル建ては大証比35ポイント安の22485ポイント。
225先物大証夜間取引は日中比30円安の22490円。
ドル円は113.49円。
10年国債利回りは2.400%。
非公式外資系5社動向は売り930万株、買い1150万株。
金額ベースは22億円の買 い越し(2日連続)。
 
◇ ━━━ カタリスト ━━━◇
 
ハイアス・アンド・カンパニー (6192)・・・動兆。
 
ハイアス・アンド・カンパニーに注目する。
同社は住宅関連に特化したコンサル会社。
地場工務店、不動産会社を会員に事業展開や経営改善を支援
地方創生のトップランナー。
次の市場への上場に期待感。


(兜町カタリスト櫻井)