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手掛かり材料難のなかで軟調な推移か

手掛かり材料難のなかで軟調な推移か
12日の日経平均が4日ぶりに反落。
今月1日に続き2万3000円の大台をとらえ切れず、このカベを少し意識している面もあるようだ。
市場関係者の多くはFOMCが公表する2018年の政策金利見通しや経済見通しを注目しており、一部の市場関係者は、政策金利見通しはFOMCの声明内容と同等以上の重要性があると考えているようだ。
 
明日(13日)の東京株式市場は、現地13日に明らかになる米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、その内容を見極めたいとの姿勢から買いを見送るムードが強まりそうだ。日経平均株価は、手掛かり材料難のなかで軟調な推移が想定される。
2万3000円より上は重いだろう。一方、下落となった場合には売り圧力が強まる展開も想定されるが、大きく下げても5日線(2万2658円、12日時点)までと考える。
 
明日は、東証1部2銘柄、新興市場2銘柄の合計4銘柄が新規上場し、12月後半も「IPOラッシュが続くことから株式需給面での不安感もあるようだ」との見方が出ていた。
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(12日現在)
 
23773.69  ボリンジャー:+2σ(13週)
23347.84  ボリンジャー:+2σ(26週)
23307.36  ボリンジャー:+3σ(25日)
23064.04  ボリンジャー:+2σ(25日)
 
22866.17  ★日経平均株価12日終値
 
22834.12  ボリンジャー:+1σ(13週)
22820.72  ボリンジャー:+1σ(25日)
22677.25  均衡表基準線(日足)
22652.24  6日移動平均線
22577.40  25日移動平均線
22556.77  均衡表転換線(日足)
22334.08  ボリンジャー:-1σ(25日)
22285.04  均衡表転換線(週足)
22177.04  新値三本足陰転値
22104.38  ボリンジャー:+1σ(26週)
22090.76  ボリンジャー:-2σ(25日)
21894.55  13週移動平均線
21847.44  ボリンジャー:-3σ(25日)
21805.24  均衡表雲上限(日足)
21310.84  均衡表基準線(週足)
21250.93  75日移動平均線
20954.98  ボリンジャー:-1σ(13週)
 
4営業日ぶりに陰線を形成している。ボリンジャーバンドでは+1σと+2σとのレンジ内での推移。一目均衡表では転換線、基準線を上回っての推移が続いている。遅行スパンは実線に接近しており、2万2700円処を下回ってくるようだと、週後半には下方シグナルを発生させてくる可能性がある。その後の実線の切り下がりにより翌週には、上方シグナルを発生させてくる可能性が高いだろう。