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244円安と全面安 中国の景気減速懸念を背景に売り優勢
【市況】東京株式(寄り付き)=244円安と全面安 中国の景気減速懸念を背景に売り優勢
【寄り付き概況】

16日10時の東京株式市場は前日比244.58円安の2万1959.64円で推移している。
値下がり銘柄の割合が90%超に達する全面安商状となっている。

15日の米国株式市場では、トルコ政府が一部米国製品への関税引き上げを表明したことや、中国ネット企業大手テンセントの決算を嫌気し、ハイテク株中心に売られる展開となった。この流れを受けて日本株市場でも、ハイテク株が下落している。
また、中国の景気減速懸念を背景に、株式相場をけん引してきた半導体関連やインバウンド関連株には売りが続いており、指数の重しとなっている。

外国為替市場で円相場が伸び悩む場面で、海外ヘッジファンドなど短期目的の投資家が株価指数先物を買い戻したが、戻りは続かなかった。

東証1部の値上がり銘柄数は161、値下がり銘柄数は1889、変わらずは47銘柄だった。
業種別では33業種全面安で、値下がりで特に目立つのは石油、非鉄、化学、ガラス土石、鉱業、金属製品など。

JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落している。
10時現在の東証1部の売買代金は概算で7247億円、売買高は5億1753万株だった。

個別では、ダイキンや資生堂や信越化が下げ幅を拡大。ソニー、ソフトバンクが安く、アサヒは年初来安値を更新した。半面、JTが上昇。三菱UFJは小幅高となった。

外資系等はソフトバンク(9984)、CTC(4739)、ドンキ(7532)、ソニー(6758)、いすゞ(7202)、丸井(8252)、電硝(5214)、スズキ(7269)、光通信(9435)、トレセミ(6616)、エフオン(9514)、シスメックス(6869)、ダイキン(6367)、鉄(5401)、JFE(5411)、バンナム(7832)、ソニー(6758)に注目。

テクニカル的にはDIT(3916)、レッグス(4286)、アミューズ(4301)、沢井製薬(4555)、フルキャスト(4848)、LITAROCO(6187)、QB(6571)、東京産(8070)、小田急(9007)、KDDI(9433)、光通信(9435)、レノバ(9519)、CEC(9692)が動兆。