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反落、米株安受け利益確定売り、下値では押し目買い
東京株式(前引け)=反落、米株安受け利益確定売り、下値では押し目買い
17日午前の日経平均株価は反落した。午前の終値は前日比103円10銭安の2万3848円71銭。
朝方は売りが先行し、日経平均株価の下げ幅が一時200円を超えた。前日の米国株も反落したとはいえ、小幅な下げにとどまっており、大きな売り材料は見当たらない。
もっとも売り一巡後は押し目買いが広範囲に入り、為替市場でドルが買い戻されたこともあって売り一巡後は下げ渋っている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はそれぞれ反落した。前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆4120億円、売買高は7億5074万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1348と全体の65%を占めた。値上がりは615、変わらずは100だった。
 
業種別TOPIXでは「鉱業」や「石油石炭製品」、「鉄鋼」の下落が目立った。「金属製品」や「パルプ・紙」、「食料品」が上昇した。
 
個別では、原油高の一服を受けて国際石開帝石や石油資源、JXTGが軟調。新日鉄住金やJFEも売られた。海運市況の調整を嫌気し、郵船や商船三井が安い。ファナックが安く、ファーストリテイリングも軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループなどメガバンクも売りに押された。
 
半面、三菱電やキーエンス、SMCが昨年来高値を更新した。キリンHDやアサヒが堅調。レンゴーや王子HDが買われた。
キーエンスが商いを伴い上昇、村田製作所、TDKもしっかり。M&Aキャピタルパートナーズが値を飛ばし、ヨシムラ・フード・ホールディングスは一時ストップ高に買われた。
 
東証2部株価指数は前日比32.77ポイント安の7557.34ポイントと4日ぶり反落。
値上がり銘柄数は163、値下がり銘柄数は297となった。
 
個別では、技研ホールディングスが昨年来安値を更新。アライドテレシスホールディングス、パス、リミックスポイント、リスクモンスターが売られた。
一方、インタートレード、ダイヤモンド電機がストップ高。森組、ブルボン、福留ハムなど22銘柄は昨年来高値を更新。トラスト、フライトホールディングス、アサヒ衛陶、ジェイ・エス・ビーが買われた。