兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

ウィドウ
「ウィドウ」
株価が上がっているときはいつまでも上がり続けると錯覚。
株価は下がっているときはいつまでも下がり続けるという誤解。
どうしても株価のトレンドの方向に解釈が向かってしまうのは多くの専門家も一緒。
それでも日経朝刊で表現されたように「今年末の日経平均は21000円予想」。
これが「強気?」というほどささやかな強気である、
もっとも先月は19500円だったからそれでも「清水の舞台」を飛び降りたのだろう。
トレンドに追随する姿に変わりはない。
でも、上がり続ける株はない。
倒産しない限り下がり続ける株もない。
限界はある。
その限界を知っておけばいたずらに恐れることはないし騒ぐこともない。
逆に言えば株価が下がった時こそ買いのチャンス。
株価が上がっときは警戒のタイミングということ。
例えば日経平均株価の限界。
(1)昨年末の日経平均の2割以内が上下の限界値(2割下は買いゾーン、2割上は売りゾーン)。
(2)みずほの売買高が5億株を超えたら日経平均は反転する
(3)一般的週刊誌の見出しが「株高」になったら下落。「暴落」となったら反発。
 
興味深いのは日経朝刊「大機小機」の「ウィドウ・メーカー・ディール」。
金利上昇に賭ける取引は今まで戦いに破れ未亡人ばかりになってしまうというブラックジョーク。
「海外投資家が何度も挑んだが、成功した試しがない」という。
「株高・低金利の居心地の良い市場のどこかに投機を仕掛ける筋がいるかも知れない」。
日銀が国債のがぶ飲みを中止すれば勝ち目のない思惑も陽の目を見るかも知れない。
一方で「東証1部、割安株に資金。PBR1倍割れ銘柄34%に急減」の見出し。
2007年11月以来約9年11ヶ月ぶりの水準まで低下したという。
「欧米の長期金利が上昇し、成長株から割安株に資金を振り向ける動きが拡大。
自動車や非鉄などの底上げが進んでいる」。
日銀のETF買いも背景にあるというが、今月は1回もETFを買っていない。
本当に低PBRが良いのがどうか。
バブルの末期に設定された低PBR銘柄中心の投信は1年で倍になったことが甦る。
もうひとつ面白いのは「ファンド攻勢、株底上げ」の見出し。
塩漬け株は当然割安株。
そこをパフォーマンス狙いの海外ファンドが狙っているという指摘。
ありがたいことである。
「ファンドの動きは短期の値幅取りの資金も呼び寄せ、投資家の収益機会を増やす。
そこで得られた資金が日本株を20年ぶりの高値、そしてもう一段の上値を追う原資となる」。
それぞれを貫いているのは「株高のバイアス」と見えるのは気のせいだろうか。


(櫻井)。