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「アチコチで具体論がない」
「アチコチで具体論がない」

「アチコチで具体論がない」

木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。
午前中はプラス転換した場面もあったがパウエル議長の講演以降下落幅を拡大。
NYダウは一時700ドル近く下落。
NASDAQは2%以上の下落となり2月の最高値からは10%下落。
今年の上昇分を消した格好。
パウエル議長はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)主催の会合で講演。
「国債利回りの急上昇について注目に値し、留意している。
無秩序な動きとも、FRBによる介入が必要とも考えていない。
FRBの現在の政策スタンスは適切だ」。
資産買い入れの変更には言及しなかった。
FRBが長期金利の上昇抑制に向けて国債買い入れを長期債にシフトさせる動きは期待外れ。
「期待したほどの警戒感は示されなかった」との解釈で10年債利回りは1,5%台に上昇。
これを受けて株は売られたという構図。
しかし「悪材料はパウエル議長ではなく思惑が外れ長期利回りをさらに上昇に導いた投資家」という声もある。
週間新規失業保険申請件数(季節調整済み)は74万5000件。
前週の73万6000件から悪化したがただ予想の75万件はやや下回った。
2月の米企業人員削減数は3万4531人。
前月から57%減少し、2019年12月以降で最小となった。
製造業新規受注は前月比2.6%増。
市場予想の2.1%を上回る伸びとなった。
伸びは前月の1.6%から加速。
10年債利回りは1.557%。
2年国債利回りは0.144%。
原油先物は2%超上昇。
バレル63.83ドル。
ビットコインは5.36%下落し4万7691ドル。
イーサは3.21%安。
ドル円は108円に迫る展開。
SKEW指数は137.19。
恐怖と欲望指数は52→47。

木曜のNYダウは345ドル安の30924ドルと3日続落。
高値は31461ドル、安値は30547ドル。
下落率は1.11%。
NASDAQは274ポイント安の12723ポイントと3日続落。
高値は13068ポイント、安値は12553ポイント。
下落率は2.11%。
S&P500は51ポイント安の3768ポイントと3日続落。
下落率は1.34%。
ダウ輸送株指数は328ポイント安の13219ポイントと3日続落。
SOX指数は4.84%安の2831ポイントと3日続落。
VIX指数は28.34と上昇。
3市場の売買高は180億株(前日140億株。過去20日平均は150億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比80円安の28900円。
ドル建ては大証比日中比70円安の28910円。
ドル円は107.88円。
10年国債利回りは1.557%。
2年国債利回りは0.144%。

木曜の日経平均は寄り付き361円安。
終値は628円安の28930円と大幅反落。
日足は2日ぶりに陰線。
TOPIXは反落。
TOPIX▲1.04%安。
日経平均2.13%安。
一時850円(2.9%)以上の下落。
前日高い下落率だったNASDAQ(▲2.7%)を上回る下落率だった。
東証マザーズ指数は続落。
日経ジャスダック平均は反落。
東証1部の売買代金は2兆7613億円(前日2兆4664億円)。
31日連続で2兆円超。
値上がり787銘柄(前日1338銘柄)。
値下がり1295銘柄(前日776銘柄)。
新高値39銘柄(前日35銘柄)。
新安値12銘柄(前日10銘柄)。
騰落レシオは106.64(前日106.89)。
NTレシオは15.35倍(前日15.52倍)。
46日連続で15倍台。
サイコロは5勝7敗で41.67%。
右肩上がりの25日線(29292円)からは▲1.24%。
4日ぶりに下回った。
右肩上がりの75日線は27789円。
右肩上がりの200日線(24661円)からは△17.31%(前日△20.07%)。
2日ぶりに△20%割れ。
右下がりの5日線(29305円)から▲1.28%。
2日ぶりに下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.896%(前日▲19.883%)。
買い方▲7.158%(前日▲6.201%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.011%(前日▲2.755%)。
買い方▲20.152%(前日▲18.636%)。
空売り比率42.0%(3日連続で40%超:前日40.6%)。
空売り規制なしの比率は8.7%(前日7.9%)。
日経VIは25.91と上昇。
日経平均採用銘柄の予想PERは22.00倍(前日22.24倍)。
前期基準では23.16倍。
EPSは1315円(前日1329円)。
225のPBRは1.28倍。
BPSは22601円(前日22737円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.55%(前日4.50%)。
配当利回りは1.66%。
東証1部全銘柄だと予想PERは24.16倍。
前期基準では23.94倍。
PBRは1.35倍。
ドル建て日経平均は270.15(前日276.59)。
東証1部単純平均株価は2円高の2387円。
(2020年末2341円、2019年末2327円、
2018年末2077円、2017年末2946円)。
東証1部売買単価は2147円(前日2194円)
東証1部時価総額は705兆円(前日713兆円)。
4日連続で700兆円超。
木曜のシカゴ225先物円建ては大証日中比80円安の28900円。
高値29340円、安値28710円。
225先物大証夜間取引終値は日中比50円安の28930円。
気学では「一方に偏傾して動く日。波動につくべし」。
月曜は「初め高いと後安く、逆に下寄りすると後場高し」。
火曜は「前日に引き続いて高き日は反落する」。
水曜は「強象日。押し目買い」。
木曜は「前日来高きは吹き値売り方針で駆け引きせよ」。
金曜は「転機をつくる注意日」。
ボリンジャーのプラス1σが30064円。
マイナス1σが28520円。
マイナス2σが27748円。
一目均衡の雲の上限が28108円。
80日連続で雲の上。
勝手雲の上限は29917円。
下限が29172円。
1月29日以来21日ぶりに勝手雲を下抜けた。
RSIが50.20(前日50.20)。
RCIが35.44(前日35.44)。
先週末に空けたマドは30044円ー29760円。
今年2勝5敗の金曜日は「鬼宿日」そして「啓蟄」。
週足陽線基準は29663円。

《今日のポイント3月5日》

(1)木曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。
   NASDAQは2%以上の下落となり2月の最高値からは10%下落。
   今年の上昇分を消した格好。
   「悪材料はパウエル議長ではなく思惑が外れ長期利回りをさらに上昇に導いた投資家」という声もある。
   ドル円は108円に迫る展開。
   SKEW指数は137.19。
   恐怖と欲望指数は52→47。

(2)ダウ輸送株指数は328ポイント安の13219ポイントと3日続落。
   SOX指数は4.84%安の2831ポイントと3日続落。
   VIX指数は28.34と上昇。
   3市場の売買高は180億株(前日140億株。過去20日平均は150億株)。
   225先物CME円建ては大証比日中比80円安の28900円。

(3)東証1部の売買代金は2兆7613億円(前日2兆4664億円)。
   新高値39銘柄(前日35銘柄)。
   新安値12銘柄(前日10銘柄)。
   騰落レシオは106.64(前日106.89)。
   NTレシオは15.35倍(前日15.52倍)。
   サイコロは5勝7敗で41.67%。

(4)右肩上がりの25日線(29292円)からは▲1.24%。
   4日ぶりに下回った。
   右肩上がりの200日線(24661円)からは△17.31%(前日△20.07%)。
   2日ぶりに△20%割れ。
   右下がりの5日線(29305円)から▲1.28%。
   2日ぶりに下回った。

(5)空売り比率42.0%(3日連続で40%超:前日40.6%)。
   空売り規制なしの比率は8.7%(前日7.9%)。
   日経VIは25.91と上昇。

(6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲18.896%(前日▲19.883%)。
   買い方▲7.158%(前日▲6.201%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲2.011%(前日▲2.755%)。
   買い方▲20.152%(前日▲18.636%)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは22.00倍(前日22.24倍)。
   EPSは1315円(前日1329円)。
   BPSは22601円(前日22737円)。

(8)ドル建て日経平均は270.15(前日276.59)。
   東証1部時価総額は705兆円(前日713兆円)。
   4日連続で700兆円超。

(9)ボリンジャーのプラス1σが30064円。
   マイナス1σが28520円。
   勝手雲の上限は29917円。
   下限が29172円。
   1月29日以来21日ぶりに勝手雲を下抜けた。
   RSIが50.20(前日50.20)。
   RCIが35.44(前日35.44)。
   先週末に空けたマドは30044円ー29760円。
   今年2勝5敗の金曜日は「鬼宿日」そして「啓蟄」。
   週足陽線基準は29663円。


今年の曜日別勝敗(3月4日まで)

月曜6勝2敗
火曜5勝3敗
水曜5勝4敗
木曜4勝4敗
金曜2勝6敗

2月第4週の海外投資家動向。
現物3811億円の売り越し(2週連続売り越し)。
先物3194億円の売り越し(2週連続売り越し)。
合計7006億円の売り越し(2週連続の売り越し)。
売り越し合計額は10月第4週の6293億円以来の大きさだ。

ニュージーランドでの地震。
10年前もあったがビックリした。
1回目の地震はマグニチュード(M)7.2。
ニュージーランド北島から約900キロ東の沖合で発生した。
その後、ニュージーランド北島の北東に位置するケルマデック諸島近辺でM7.4。
そしてM8の地震が発生した。
因みに、昨日午後建設機械レンタルのカナモト(9678)のIRシニアエクスパートに電話。
数年ぶりに電話して聞いたことは「地震はどう?」。
答えは「わかるわけないでしょ」。
確かにそうだったが何となく体が感じたのだろうか。

そして首都圏の新型コロナ関連の緊急事態宣言は2週間延長の方向。
言われるのは「具体論がない」。
これ以上、いったいどうすれば良いのだろう。
専門家の分析に疑問はたくさんある。
「一体どこで感染しているのか。
昨年亡くなられた方は減少した。
普通のインフルとどこが違うのか。
そもそもインフルエンザは今シーズン週50人程度の感染者。
昨年は週3万人くらいいたが・・・」。
具体論のない「注意しましょう、警戒しましょう」というのはいずこの世界でも専門家の特異な言葉だ。
もっともそう言われると気に掛けるからそれなりの効用はあるのかも知れない。

◇━━━ カタリスト━━━◇

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(兜町カタリスト櫻井)