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反発で始まる、ナスダック高受け買い優勢
【市況】東京株式(寄り付き)=反発で始まる、ナスダック高受け買い優勢
【寄り付き概況】

 
17日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前週末比208円44銭高の2万8332円72銭。最近の下落ピッチが速かったため、自律反発狙いの買いが先行している。
 
前週末14日の米株式市場は、NYダウは前日比201ドル安と続落したが、半導体関連株などを中心にハイテク株は堅調でナスダック指数は上昇した。ナスダック指数が上昇した流れを受け、東京株式市場でも東エレクやアドテストなど値がさの半導体株に買いが入って、日経平均を押し上げている。また、為替は1ドル=114円30銭前後と前週末夕方に比べ円安で推移している。
 
取引開始前に内閣府が発表した11月の機械受注統計で、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)は前月比で3.4%増だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値(1.4%増)を上回り、機械関連株の一角にも資金が向かっている。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は反発している。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、32業種が高く1業種が安い。値上がり率上位は鉱業、精密機器、ゴム、医薬品、海運、建設、鉄鋼など。金属製品が安い。
 
個別では、アステラスや第一三共が上昇。ファナックや日本製鉄も高い。半面、日立や楽天グループ、ZHDなど売られている。