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日経ジャスダック平均は5日ぶり反落、利益確定売り
【市況】ジャスダック市場(大引け)=日経ジャスダック平均は5日ぶり反落、利益確定売り
 

日経ジャスダック平均株価は5営業日ぶりに反落した。終値は前日比6円19銭安い3919円38銭だった。新規の手掛かり材料難に加え、前日まで4連騰を演じただけに、目先の利益を確保する動きが優勢となった。時価総額の大きい銘柄を中心に利益確定売りが優勢だった。もっとも下げたところでは個人投資家の押し目買いが入り、持ち高を一方向に傾ける動きは限定的だった。
 
ワークマンやニューフレア、カルナバイオが安い。半面、多摩川HDや京写は上昇した。新型コロナウイルスによる肺炎の患者が国内で初めて確認されたことを受け、連想買いから重松製や興研も高かった。
 
市場では「署名した米中合意の内容は事前に報じられた通りのもので、新味に欠ける」などとの声も聞かれる形で既に織り込み済みとされ、朝方の買いは長続きしなかった。
また、「短期間の上昇に対する反動から次第に指数寄与度の高い時価総額上位銘柄などを中心に主力どころに売りが出た」との指摘もあり、次第に様子見気分が広がっていた。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で549億円、売買高は7787万株。値上がり銘柄数は292、値下がり銘柄数は332となった。
 
個別では、スーパーバリュー、アルファグループが昨年来安値を更新。川崎地質、トスネット、エージーピー、内外テック、光・彩が売られた。
 
一方、日本パレットプールがストップ高。クリエアナブキ、京写、エンチョーは一時ストップ高と値を飛ばした。シード平和、和弘食品、WDI、丸千代山岡家、菊池製作所など31銘柄は昨年来高値を更新。小倉クラッチ、シー・エス・ランバー、ストライダーズ、テセック、テクノ・セブンが買われた。