上昇トレンドを形成するか。
【為替】上昇トレンドを形成するか。
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11日の東京外国為替市場は、各通貨とも方向感の欠ける展開だった。理由は、昨日から続く米中通商協議の成り行きを見守りたいとすムードが広がっているからで、米ドル円は108.00円を挟んだ取引だった。
注目の米中協議は、対立の本丸である知的財産権の保護や技術移転の強要問題の進展は難しいものの、中国の人民元安誘導の抑止策など通貨を巡る問題で合意に至るのではとの報道が伝わり、期待感が高まっている。
為替市場としては、こうした協議の一部合意や、さらに米国が10/15に予定している対中追加関税措置の延期が伝われば、リスク選好の流れとなりそうだ。そうなった場合、米ドル円はこのところ上値が抑えられていた108.50円近辺を上抜け、上昇のトレンドが形成される可能性が高い。
[提供:カネツFX証券株式会社]