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日経平均は底堅い展開か

日経平均は底堅い展開か
17日の日経平均は大幅に続伸。朝方売り買い交錯で、日経平均が瞬間マイナスに転じる場面もあったものの、その後は次第高の展開となり終値ベースでは2月1日以来の2万3400円を回復している。
日本が祝日中の海外株安の流れやトランプ政権が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げについて発表する中、朝方は売り先行で始まった。しかし、寄り付き直後の2万3039.26円を安値に、その後は早い段階でプラス圏を回復。2万3000円維持による底堅さからショートカバーを誘発させる格好にもなり、じりじりと上げ幅を広げる展開となった。
 

明日(19日)の東京株式市場は、買いの勢いが持続することが予想され、日経平均は強含みの推移となりそうだ。
2万4000円に向けて戻り売り圧力の少ないゾーンでもあり、外部環境が落ち着けば、買い戻し継続が期待される。
 
ただ、直近3連騰(合計815円高)と急ピッチな上昇を演じているだけに、材料に恵まれないと、いったん利益確定売りに傾くことも予想される。

また、20日には、自由民主党の総裁選挙が行なわれる。安倍総裁の3選が確実視されており、市場の盛り上がりには欠けている状況。
 来年10月には消費増税が予定されるなか、着実な実施に向けての経済テコ入れ策などが争点となるため、市場にはプラスインパクトが期待されよう。
目先はTOPIX型のインデックス主導となろうが、国内の政策期待への高まりとともにセンチメントが改善に向かう中、相対的に出遅れ感の強い中小型株への見直しも意識されてきそうである。
当面は買い方有利の需給関係が続くものと思われる。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(18日現在)
 
23791.31  ボリンジャー:+3σ(26週)
23764.21  ボリンジャー:+3σ(13週)
23504.56  ボリンジャー:+3σ(25日)
 
23420.54  ★日経平均株価18日終値
 
23368.02  ボリンジャー:+2σ(13週)
23344.99  ボリンジャー:+2σ(26週)
23200.00  ボリンジャー:+2σ(25日)
22971.84  ボリンジャー:+1σ(13週)
22898.67  ボリンジャー:+1σ(26週)
22895.43  ボリンジャー:+1σ(25日)
22829.82  6日移動平均線
22827.22  均衡表転換線(日足)
22666.43  均衡表基準線(日足)
22666.43  均衡表転換線(週足)
22590.86  25日移動平均線
22575.65  13週移動平均線
22496.85  75日移動平均線
22487.94  新値三本足陰転値
 
先週末に続いて5日、25日、75日、200日の各線が揃って上向きを保ち、上昇基調が一段と鮮明になった。
ボリンジャーバンドでは、日々線が+2σを大きく上回り、一時+3σに迫る場面もあり、依然として買い余力は残っているようだ。