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「稚拙な解釈」
「稚拙な解釈」

「稚拙な解釈」

「主要3指数は揃って2%超上昇」


火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って2%超の上昇。
「大型成長株やエネルギー企業への買い戻し」との解釈。
アップルが3.3%、テスラが9.4%、マイクロソフトが2.5%上昇。
ケロッグが約2%高。
スピリット航空が7.9%上昇。
5月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比3.4%減の541万戸。
2020年6月以来、約2年ぶりの低水準。
減少は4カ月連続。
市場予想は540万戸だった。
販売価格(中間値)は前年同月比14.8%上昇の40万7600ドル。
初めて40万ドルの大台に乗り、過去最高。
FF金利市場では、7月の0,75利上げ確率は85%。          
10年国債利回りは3.278%。
2年国債利回りは3.194%。
ドル円は136円台後半。
一時136,45円まで下落し1998年10月以来の安値を更新。
WTI原油7月物は前日比1.09ドル(0.99%)高の1バレル=110.65ドル
SKEW指数は118.36→122.48→121.15→121.38。
恐怖と欲望指数は14→19。

火曜のNYダウは641ドル(2.15%)高の30530ドルと3日ぶりに反発。
高値30653ドル、安値30074ドル。
サイコロは4勝8敗。
NASDAQは270ポイント(2.51%)高の11059ポイントと続伸。
高値11164ポイント、安値10974ポイント。
サイコロは6勝6敗。
S&P500は89ポイント(2.45%)高の3764ポ゚イントと続伸。
高値3779ポイント、安値3715ポイント。
サイコロは5勝7敗。
ダウ輸送株指数は193ポイント(1.50%)高の13061ポイントと続伸。
SOX指数は2.75%高の2649ポイントと続伸。
VIX指数は30.19と低下。
3市場の売買高は124億株(前日は179.9億株、直近20日平均124億株)。
225先物CME円建ては大証日中比210円高の26440円。
ドル建ては大証日中比270円高の26500円。
ドル円は136.61円。
10年国債利回りは3.278%。
2年国債利回りは3.194%。
30年債利回りは3.348%。

「75日線は26832円」

火曜の日経平均は寄り付き299円高。
終値は475円(△1.84%)高の26246円と3日ぶりに反発。
3日ぶりに26000円台回復。
日足は5日ぶりに陽線。
TOPIXは25.00ポイント(△2.05%)高の1856ポイントと3日ぶりに反発。
プライム市場指数は19.16ポイント(△2.05%)高の954.94と3日ぶりに反発。
東証マザーズ指数は4.06%高の640.35と5日ぶりに反発。
プライム市場の売買代金は2兆6191億円(前日は2兆7163億円)。
値上がり1719銘柄(前日363銘柄)。
値下がり92銘柄(前日1432銘柄)。
新高値92銘柄(前日17銘柄)。
新安値20銘柄(前日255銘柄)。
日経平均の騰落レシオは95.57(前日89.85)。
NTレシオは14.14倍(前日14.17倍)。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
下向きの25日線(27026円)からは▲2.89%(前日▲4.70%)
8日連続で下回った。
下向きの75日線は26832円。
6日連続で下回った。
下向きの200日線(27904円)からは▲5.94%(前日▲7.67%)。
7日連続で下回った。
下向きの5日線は26147円。
8日ぶりに上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.577%(前日▲8.314%)
買い方▲12.448%(前日▲14.745%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.680%(前日△0.301%)。
買い方▲32.437% (前日▲34.548%)。
売り比率は43.6%(前日49.04%。3月24日から59日連続で40%超)。
空売り規制なしの比率は8.7%(前日10.2%)。
6月17日時点の信用売り残は951億円減の6979億円。
2週連続で減少。
同信用買い残は1613億円増の3兆2327億円。
2週連続で増加。
信用倍率は4.63倍(前週3.87倍)。
4週ぶりに4倍台。
日経VIは24.00(前日26.20)。
日経平均採用銘柄の予想PERは12.74倍(前日12.49倍)。
6日連続で12倍台。
前期基準では12.84倍。
EPSは2050円(前日2063円)。
225のPBRは1.15倍。
BPSは22822円(前日22976円)。
10年国債利回りは0.230%。
プライム市場の予想PERは13.34倍。
前期基準では13.61倍。
PBRは1.15倍。
プライム市場の単純平均は30円安の2282円。
プライム市場の売買単価は2352円(前日2306円)。
プライム市場の時価総額は674兆円(前日660兆円)。
5日連続で700兆円割れ。
ドル建て日経平均は194.27(前日190.93)と3日ぶりに反発。
火曜のシカゴ225先物円建て終値は大証日中比210円高の26440円。
高値26475円、安値26450円。
大証先物夜間取引終値は日中比250円高の26480円。
気学では「下げ来りて尚安きは小底となる日」。
木曜は「後場へかけて急伸することあり。押し目買い」。
金曜は「変化激しき日。逆張り方針で駆け引きせよ」。
そして「夏至前後の安値は底入れとみて駆け引きすべき」とある。
ボリンジャーのマイナス1σが26348円。
マイナス2σが25069円。
マイナス3σが24990円。
一目均衡の雲の上限が26507円。
下限が26510円。
6日連続雲の下。
アノマリー的には明日が「変化日」。

《今日のポイント6月22日》

(1)火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って2%超の上昇。
   10年国債利回りは3.278%。
   2年国債利回りは3.194%。
   ドル円は136円台後半。  
   WTI原油7月物は前日比1.09ドル(0.99%)高の1バレル=110.65ドル
   SKEW指数は118.36→122.48→121.15→121.38。
   恐怖と欲望指数は14→19。


(2)ダウ輸送株指数は193ポイント(1.50%)高の13061ポイントと続伸。
   SOX指数は2.75%高の2649ポイントと続伸。
   VIX指数は30.19と低下。
   3市場の売買高は124億株(前日は179.9億株、直近20日平均124億株)。
   225先物CME円建ては大証日中比210円高の26440円。
   
(3)プライム市場の売買代金は2兆6191億円(前日は2兆7163億円)。
   値上がり1719銘柄(前日363銘柄)。
   値下がり92銘柄(前日1432銘柄)。
   新高値92銘柄(前日17銘柄)。
   新安値20銘柄(前日255銘柄)。
   日経平均の騰落レシオは95.57(前日89.85)。
   NTレシオは14.14倍(前日14.17倍)。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。

(4)下向きの25日線(27026円)からは▲2.89%(前日▲4.70%)
   8日連続で下回った。
   下向きの75日線は26832円。
   6日連続で下回った。
   下向きの200日線(27904円)からは▲5.94%(前日▲7.67%)。
   7日連続で下回った。
   下向きの5日線は26147円。
   8日ぶりに上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲10.577%(前日▲8.314%)
   買い方▲12.448%(前日▲14.745%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲3.680%(前日△0.301%)。
   買い方▲32.437% (前日▲34.548%)。

(6)売り比率は43.6%(前日49.0%。3月24日から59日連続で40%超)。
   空売り規制なしの比率は8.7%(前日10.2%)。
   6月17日時点の信用売り残は951億円減の6979億円。
   2週連続で減少。
   同信用買い残は1613億円増の3兆2327億円。
   2週連続で増加。
   信用倍率は4.63倍(前週3.87倍)。
   4週ぶりに4倍台。
   日経VIは24.00(前日26.20)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは12.74倍(前日12.49倍)。
   EPSは2050円(前日2063円)。
   225のPBRは1.15倍。
   BPSは22822円(前日22976円)。
   10年国債利回りは0.230%。


(8)プライム市場の単純平均は30円安の2282円。
   プライム市場の時価総額は674兆円(前日660兆円)。
   5日連続で700兆円割れ。
   ドル建て日経平均は194.27(前日190.93)と3日ぶりに反発。

(9)ボリンジャーのマイナス1σが26348円。
   マイナス2σが25069円。
   マイナス3σが24990円。
   一目均衡の雲の上限が26507円。
   下限が26510円。
   6日連続雲の下。
   アノマリー的には明日が「変化日」。


今年の曜日別勝敗(6月21日まで)

月曜10勝12敗
火曜13勝11敗
水曜13勝9敗
木曜11勝12敗
金曜11勝11敗

新聞記事と言うのは記者という専門家が書いていると思うのが常識。
しかし実際は素人が書いたような記事が証券面では登場することがある。
例えば「売られすぎ銘柄上昇」という解説。
マイナスかい離の銘柄の上昇が目立ったという解説はそうだろう。
「値ごろ感のある銘柄が上昇。
短期筋による買い戻しが目立った」。
本当に買い戻しを確認したのかか単なる観測なのかは不明。
そもそも「値ごろ感」って何なのだろうか。
後レは難しい。
気になったのは「前日のNY市場が休場。
海外投資家の動きが鈍く、プライム市場の売買高は前週末より4割少なかった」。
売買代金は2兆6191億円で月曜の2兆7163億円よりは少ない。
でも金曜のプライム市場の売買代金4兆2721億円はFTSEの銘柄入れ替えの結果。
機械的にたまたま多かっただけであって、ここに相場観はない。
しかも木曜が2兆6416億円だったので金曜を覗けばこのところのフツーの商い量だ。
それでも「4割減」の解釈は、素人でもしないし、新人記者でも犯さない間違いだろう。
記事をチェックする整理部でさえも機能してない。
論理は間違っていないが背景の解釈が稚拙。
これではクオリティが疑われる。


「日銀が国債を1週間で約11兆円も買うなら、ETFも約11兆円買って欲しいですね」との声。
日本銀行が先週実施した国債買い入れが最大規模の10.9兆億円。
イールドカーブ・コントロール(YCC)の上限である10年債利回りの0.255%死守が至上命題。
「日銀が積極的な国債買いオペに臨んでいる」との解釈だ。。
ETFについては前引け時点のTOPIXの下落率(マイナス2%)の発動基準を順守。
今年は701億円で8回(5608億円)買い入れただけ。
2018年のピーク時には年間6兆円を超えていた。
昨年以降は年間で1兆円以下に急減。

年  累計買入額

     (億円)

2011  8,003
2012  6,397
2013 10,953
2014 12,845
2015 30,694
2016 46,016
2017 59,033
2018 65,040
2019 43,772
2020 71,366
2021  8,734
2022  5,608

21日付けの日本証券新聞の記事。
「株主総会シーズンの株高」

戦後の日経平均騰落状況。
今週155勝128敗    勝率54.7%
6月20日34勝21敗1分 勝率61.8%
6月21日32勝24敗   勝率57.1%
6月22日24勝34敗   勝率41.3%
6月23日33勝24敗   勝率57.8%
6月24日32勝25敗   勝率56.1%
来週180勝109敗    勝率62.2%
6月27日32勝26敗   勝率55.1%
6月28日35勝23敗   勝率60.3%
6月29日35勝23敗   勝率60.3%
6月30日40勝18敗   勝率68.9%
7月 1日38勝18敗   勝率66.6%

その先にあるのは7月8日前後の「ETFの分配金ねん出のための売り」。

因みに日経平均の「前日比変わらず」があったのは1989(平成元)年1月12日。
日経平均が前日と全く同じ「31,143円45銭」。
1949年以来初だったとの記載がある、
となると6月20日の「1分」は何だったのだろう。
逆に2020年10月1日は終日売買停止だった。
しかし日経平均は「19銭安」。
10月1日付けの構成銘柄定期入れ替え日本化薬(4272)が除外。
ソフトバンク(9434)が補充された影響。

JPモルガンの日本株ストラテジーリポート。

☆世界的なインフレの結果としてプラスの利益が見込まれる株式

コード 銘柄略称
3436 SUMCO
5201 AGC
5401 日本製鉄
8031 三井物
1605 INPEX
6201 豊田織機
6902 デンソー
6301 コマツ
6758 ソニーG
5334 特殊陶
9005 東 急
4661 OLC
8804 東建物
8802 菱地所
8306 三菱UFJ
8308 りそなHD
8750 第一生命
4911 資生堂
8113 ユニチャーム
8766 東京海上
4043 トクヤマ
2875 東洋水産
3382 7&I-HD
3099 ミツコシイセタン

☆世界的なインフレによって悪影響を受けている株式

コード 銘柄略称

4063 信越化
5110 住友ゴム
5232 住阪セメ
5233 太平洋セメ
6471 日精工
6724 エプソン
6592 マブチ
9086 日立物
4912 ライオン
2269 明治HD
3349 コスモス薬品
8267 イオン
7733 オリンパス
4543 テルモ

三井住友FFG(8316)がネット証券最大手のSBIHD(8473)に出資する方向。
SBIHDが第三者割当増資を実施。
証券事業で本格的に提携。
「金融のデジタル化を巡る競争は新たな段階へ入る」との解説。
証券部門で他のメガバンクを追う三井住友FGにとって証券業務の強化は悲願。
三井住友はSBIと組み、これまでアクセスできなかった若年層に顧客基盤を拡大する。
SBIも三井住友との関係強化は事業拡大のテコになり得る。
「ただ提携の成否はまだ見通しにくい部分がある」という解釈もある。
傘下のSMBC日興は50代以上。
SBIがそれ以下の若手顧客を対象との観測。
「同床異夢」という言葉も見える。
狐とタヌキの化かし合いになるのか。
虚構と実体の合体になるのか。
相場を知らない銀行マンがどう動くのか。
インサイダーはこれ以上増えないだろうか。
危惧は多い。
少なくともSBI主幹事の小さなIPO案件は減ることはないのだろう。


◇━━━ カタリスト━━━◇

応化工(4186)・・・動兆

半導体製造工程で使われるフォトレジストで世界首位級。
液晶用や化学薬品、関連装置も展開。
円安が追い風。
会社は1ドル110円前提、1円円安で2億円増益。



(兜町カタリスト櫻井)