上値の重い展開か
上値の重い展開か |
日経平均株価が2万1500円近辺にまで下落すると、自律的な買いが入る地合いを引き継ぎ、積極的な売りは回避されて底堅い推移となりそうだ。
引き続き海外要因にらみの展開になるが、現地22日の米感謝祭から始まるホリデーシズンを間近に控え、海外の市場参加者は減少するとみられる。
また、きょうの日経平均は、日足で始値と終値がほぼ同水準の十字足となっており、下落基調一服となる可能性もある。
本日の日産自下落の日経平均株価への影響は約2円の押し下げとなった。
むしろ、市場参加者の関心は、米長期金利が低下傾向を示しているにもかかわらず、米株式の下落に歯止めが掛からないことに集まっている」との見方が出ていた。
■上値・下値テクニカル・ポイント(20日現在)
22420.63 ボリンジャー:+1σ(25日)
22311.35 200日移動平均線
22145.81 均衡表雲上限(週足)
22034.04 均衡表転換線(日足)
21973.81 25日移動平均線
21965.67 均衡表基準線(日足)
21896.14 ボリンジャー:-1σ(26週)
21760.66 ボリンジャー:-1σ(13週)
21757.54 6日移動平均線
21684.43 均衡表雲下限(週足)
21583.12 ★日経平均株価20日終値
21526.98 ボリンジャー:-1σ(25日)
21244.59 ボリンジャー:-2σ(26週)
21149.80 新値三本足陰転値
21080.16 ボリンジャー:-2σ(25日)
20889.83 ボリンジャー:-2σ(13週)
20633.34 ボリンジャー:-3σ(25日)
20593.05 ボリンジャー:-3σ(26週)
20019.00 ボリンジャー:-3σ(13週)
ローソク足は上下にヒゲを伴い胴体部分が極めて短い十字足を示現。5日、25日など主な移動平均線が下降して強い下落トレンドを示しており、日経平均は下放れが懸念される。日経平均と同じく移動平均線が下降トレンドを示すTOPIXが本日、一目均衡表の変化日を迎えたことも、下放れの懸念材料。
一目均衡表では、日経平均の日々線は本日も雲下限を大幅に下回って推移。基準線と転換線は横ばいを保ったものの、遅行線は株価との下方乖離幅を拡大し、弱気シグナルがより鮮明になった。
ボリンジャーバンドでは、日々線は下向きの中心線を下放れて-1σ側に引き寄せられて終了。明日21日以降の本格的な-1σ割れも警戒される。