反落後、底堅い展開か

【オープニングコメント】 反落後、底堅い展開か

20日の日経平均株価は反落後、底堅い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万3400円−2万3600円。
きのう19日に大幅反発した反動や、米国株式市場はほぼ全面安で引けており、日本株も幅広い銘柄が売られそうだ。

シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、19日の大阪取引所終値比160円安の2万3500円。
シカゴ日経平均先物からは2万3500円近辺からのスタートが予想され、節目の水準はある程度意識されそう。
手掛かりに材料に乏しいなか、米国での大統領選挙や追加経済対策の行方に不透明感があるものの、米CNBCは、ペロシ下院議長とムニューシン米財務長官が電話会談を行ったと報じた。時間外取引での米株価指数先物は上昇しているものの、値動きに左右される場面も想定される。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル＝105円台の半ば（19日終値は105円39−41銭）と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ＝124円台の前半（同123円53−57銭）とやや円安方向にある。
 
 
【好材料銘柄】
 
■日本コークス工業 <3315>
上期経常を57％上方修正。
 
■三和ホールディングス <5929>
上期経常を96％上方修正。
 
■宮入バルブ製作所 <6495>
化学プラント向けバルブの製造・販売を手掛けるインターバルブテクノロジー、半導体製造装置用バルブなどを販売する中国・Beijing Gritek & IVT Technology社と業務提携。
 
■リバーエレテック <6666>
水晶振動子の製造ライン増設など生産能力増強に向けた設備投資を実施する。投資額は6.3億円、稼働開始時期は21年6月を予定。
 
■レントラックス <6045>
9月売上高は前年同月比9.1％増の9億1800万円と増収基調が続いた。
 
■多摩川ホールディングス <6838>
売電権利を獲得した小型風力発電所の一部で連系を開始。
 
■イントラスト <7191>
上期経常を13％上方修正、通期も増額、配当も0.5円増額。
 
■イーレックス <9517>
インドネシアで合弁会社を設立。
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
20（火）
【国内】
9月首都圏マンション発売（13:30）
20年国債入札
《決算発表》
ゲンキードラ、ＫＯＡ、アルインコ
 
【海外】
米9月住宅着工件数（21:30）
《米決算発表》
ネットフリックス、トラベラーズ、テキサス・インスツルメンツ、プロクター・アンド・ギャンブル、フィリップ・モリス・インターナショナル
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。