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続落、一時200円安。米株安などを背景に売り優勢
東京株式(前引け)=続落、一時200円安。米株安などを背景に売り優勢
13日午前の日経平均株価は続落し、前週末比154円21銭安の2万2527円21銭で終えた。
前週末の米株安などを引き継ぎ売り優勢の地合いとなった。ただ、日経平均は一時200円を超える下落をみせたものの、その後は押し目買いが入り、やや下げ渋っている。
環太平洋経済連携協定(TPP)に参加する11カ国が新協定「TPP11」の内容を発表したのを受け、関税見直しによる恩恵を期待した買いが入った。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も続落した。
TOPIXの業種別では、先週5%以上も上昇した「海運業」や「鉱業」の下げが目立った。「電気機器」や「証券商品先物」も安かった。一方、自動車など「輸送用機器」が上げた。
 
前引けの東証1部の売買代金は概算で1兆3013億円、売買高は7億2647万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は1320と、全体の65%を占めた。値上がりは637、変わらずは75銘柄だった。
 
個別では、10日に今期の業績見通しを下方修正した関西ペが下落した。4〜9月期の業績が大幅な最終減益となった三井不も売られた。東レやファストリ、新日鉄住金、キーエンスも下げた。加藤製作所が急落したほか、飯田グループホールディングスも値を下げた。
 
一方、証券会社が投資判断を引き上げた資生堂が上昇した。ユニチャームや任天堂、JXTGが買われた。ブイ・テクノロジーも活況高。三井金属が急伸、ダイフクも買われた。石原産業、ホソカワミクロンなども値を飛ばした。
 
東証2部株価指数は前週末比51.51ポイント安の6727.63ポイントと3日続落した。
値上がり銘柄数は188、値下がり銘柄数は261となった。
 
個別では、フュートレック、フライトホールディングス、ジオスター、リード、ヨネックスなど7銘柄が年初来安値を更新。テクノスマート、川岸工業、日本ピグメント、エルナー、グリーンランドリゾートが売られた。
 
一方、ぷらっとホームがストップ高。森組、上村工業、エリアクエストは一時ストップ高と値を飛ばした。三井住建道路、富士ピー・エス、北海道コカ・コーラボトリング、コメ兵、ユタカフーズなど28銘柄は年初来高値を更新。栗林商船、扶桑電通、セブンシーズホールディングス、eBASE、コンテックが買われた。