兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。

OCN版はコチラ

米株安など受け小幅続落でのスタート、北朝鮮リスク後退は好材料
【市況】東京株式(寄り付き)=米株安など受け小幅続落でのスタート、北朝鮮リスク後退は好材料
【寄り付き概況】
23日の東京株式市場は売り買い交錯、寄り付きの経平均株価は、20日の終値と比べ4円36銭安の2万1578円88銭で取引を始めた。
 
前週末のNYダウが200ドル強の下げで3日続落。アップル株の急落などが足を引っ張っており、半導体関連株などを中心に東京市場でも売り圧力の波及が懸念される。
 
ただ、北朝鮮は21日、核実験とICBM(大陸間弾道ミサイル)の発射を中止し、北部の核実験場を廃棄することを表明、地政学リスクが後退している。投資家心理にはプラスに働く。
 
寄り付き時点で業種別値上がり上位に保険、銀行、海運、鉄鋼、その他金融など。
 
東京エレクトロン、SUMCOなど半導体関連株への売りが優勢になっている。
米国ではアプライドマテリアルズやインテル、ザイリンクス、エヌビディアなど軒並み続落歩調となっており、東京市場でも半導体製造装置や半導体材料メーカーの株価にマイナスに作用している。
ただ、足もとは為替市場で1ドル=107円台後半と円安が進行しており、これを背景に押し目買いも観測され下げ幅は限定的だ。輸出主力株の下値を拾う動きに反映されやすく、売り一巡後の動きが注目される。

個別では、エムアップが急伸し、任天堂、KDDIはしっかり。武田、三菱UFJが値を上げ、第一生命、マネックスGは大幅高。SBI、日本郵政は強含み。トヨタ、コマツは堅調となっている。
半面、ソフトバンクGが小安く、トレンド、JT、大塚HDは軟調。東京ガス、大成建はさえない。東エレク、ソニー、キーエンスは小幅安。ファーストリテなどは売られている。

225先物は、ソジェン・JP・みずほ・モルスタ・バークレイズが買い越し。
野村・三菱・メリル・ドイツ・SBI・パリバ・GSが売り越し。
TOPIX先物はクレディ・モルスタ・アムロ・GSが買い越し。
野村・メリル・JP・ソジェンが売り越し。
 
外資系等は、熊谷組(1861)、島津(7701)、KDDI(9433)、都競馬(9672)、三井E&S(7003)に注目。
 
テクニカル的には、青木あす(1865)、クスリアオキ(3549)、エムアップ(3661)、SI(3826)、アバント(3836)、日化学(4092)、大正薬(4581)、スカラ(4845)、デザインワン(6048)、ストライク(6196)、キャリアデ(6538)、ヤーマン(6630)、アルヒ(7198)、コーナン(7516)、ユニチャーム(8113)、しまむら(8227)、SBI(8473)、四国電(9507)が動兆。