弱含みの動きか

【オープニングコメント】 弱含みの動きか

16日の日経平均株価は、弱含みの動きとなりそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万3400円−2万3600円。
15日のNYダウ工業株30種平均は小幅に3日続落し、前日比19ドル安の2万8494ドルで終えた。新型コロナの感染拡大を受けフランスと英国が夜間の外出制限や会合禁止などの規制強化を打ち出し、15日の欧州株は大幅に下落。米株式相場も一時は大きく下げた。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、15日の大阪取引所終値比変わらずの2万3500円だった。
 
きのう15日の弱い動きや週末要因から、ポジション調整の売りに押される展開が見込まれる。ただ、下値には、押し目を拾う動きもみられることから、底堅く推移しそう。
また、ファーストリテ <9983> が15日の引け後、21年8月期の連結業績予想（IFRS）を発表。純利益は1650億円（前期比82．6％増）を予想し、過去最高を更新する見込みで、市場予想平均（1560億円程度）を上回っている。日経平均株価への寄与度の高い銘柄だけに、同社株の動向に注目が集まりそうだ。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル＝105円台の半ば（15日終値は105円21−22銭）、ユーロ・円が1ユーロ＝123円台の半ば（同123円48−52銭）と小動き。
 
 
 
【好材料銘柄】
 
■パソナグループ<2168>
6-8月期(1Q)経常は7.9倍増益で着地。
 
■アダストリア<2685>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.24％にあたる200万株(金額で40億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は10月16日から21年2月26日まで。
 
■買取王国<3181>
上期経常が3.6倍増益で着地・6-8月期は黒字浮上。
 
■三栄建築設計<3228>
今期経常は40％増で2期ぶり最高益、22円増配へ。
 
■ジー・スリーホールディングス<3647>
今期経常は74％増益へ。
 
■ビザスク<4490>
上期経常は2.6倍増益・通期計画を超過。
 
■セラク<6199>
今期経常は42％増で3期連続最高益、1円増配へ。
 
■ベイカレント・コンサルティング<6532>
非開示だった今期税引き前は37％増で6期連続最高益、未定だった配当は25円増配。
 
■SERIOホールディングス<6567>
今期経常を40％上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■テイツー<7610>
上期経常が7.3倍増益で着地・6-8月期も5.7倍増益。
 
■トップカルチャー<7640>
今期経常を2.4倍上方修正。
 
■バリュエンスホールディングス<9270>
今期経常は3.9倍増益、10円増配へ。
 
■協和コンサルタンツ<9647>
12-8月期(3Q累計)経常は58％増益・通期計画を超過。
 
■ロードスターキャピタル<3482>
株主優待制度を新設。毎年12月末時点で1000株以上を1年以上継続保有する株主を対象に、不動産に特化したクラウドファンディングサービス「OwnersBook」の貸与型案件およびエクイティ型案件の投資枠の一部を、株主優待用投資枠として提供する。
 
■フリービット<3843>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.55％にあたる100万株(金額で11億円)を上限に、10月16日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。
 
■ネクシィーズグループ<4346>
光触媒除菌脱臭機「ターンド・ケイ」の個人向け販売を開始。
 
■日本特殊陶業<5334>
上期税引き前を74％上方修正。
 
■スリー・ディー・マトリックス<7777>
アンジェス<4563>が進める新型コロナウイルス感染症向けDNAワクチンの治験に抗体検査キットが採用。
 
■日本テレホン<9425>
法人向けスマホレンタルサービスで在宅テレワークに適した通話定額対応データ通信レンタルプランの提供を開始。
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
16（金）
【国内】
予定はありません
 
【海外】
米9月小売売上高（21:30）
米9月鉱工業生産（22:15）
米8月対米証券投資（10/17 5:00）
 
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。