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堅調展開も上値は重いか
【オープニングコメント】
堅調展開も上値は重いか

 19日の東京株式市場は、続伸後、上値が重い展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万2700円−2万3000円。
 
良好な地合いのなか、取引時間中の円安進行などプラス材料には敏感しやすく、日経平均は節目の2万3000円を試す可能性がある。
ただ、「売買代金が膨らまず、上値を追うにはやや物足りない」との声も聞かれた。
昨日のような上昇ではなく、小高く始まってじり高基調が続くと予想する。
そのため、積極的に上値を追う動きにはならないだろうが、売り込む材料には乏しいだろう。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=112円台の後半(18日終値113円05−07銭)と円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=131円台の半ば(同131円39−43銭)と小動き。
18日は、対ドルで約半年ぶりに113円台に乗せるなど、円安を背景に輸出関連株を中心に堅調だっただけに、ドル・円の動きに対し神経質な動きとなることも予想される。
 
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、18日の大阪取引所終値比60円高の2万2860円だった。
 
 
【好材料銘柄】
■小松ウオール工業 <7949>
4-6月期(1Q)経常は2.7倍増益で着地。
 
■インスペック <6656>
基板AOI(精密基板パターン検査装置)とロールtoロール型のAVI(最終外観検査装置)などの受注を獲得。受注金額は約4.5億円。
 
■イナリサーチ <2176>
韓国DNA Link社、日本エスエルシーと、ヒト由来がんを用いたPDXマウスモデルの開発と医薬品開発への有効利用に関する共同事業を開始する。
 
■テラ <2191>
がん免疫細胞療法のアジア展開に向け、台湾のバイテクノロジー企業であるVectorite Biomedical Groupと覚書を締結。
 
■メドレックス <4586>
アルツハイマー治療貼付剤「MRX-7MLL」について、米国での臨床試験を実施するための非臨床試験を開始。
19年に治験認可申請を米食品医薬品局に提出する予定。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
19(木)
6月貿易統計(8:50)
7月月例経済報告
《決算発表》
光世証、植松商、DNAチップ
 
【海外】
米7月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(21:30)
米6月景気先行指数(23:00)
《米決算発表》
マイクロソフト、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン、PPGインダストリーズ、BB&T、フィリップモリス、トラベラーズ、インテュイティヴ・サージカル、ニューコア、ユニオン・パシフィック


※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。