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「ひっくり返してみると」
「ひっくり返してみると」

「ひっくり返してみると」
 
 
週末のNY株式市場はマチマチの動き。
NYダウは17ドル安だったがNASDAQは120ポイント高。
トランプ大統領は中国に関する発表で「米中の第1段階通商合意」を損なうような発言を控えたことが安心感につながったとの解釈。
ただ「一段と厳しい罰則や制裁措置が打ち出されれば、株式市場に対するリスクになる。
トランプ大統領は中国に対する反応と通商合意を別々のものとして捉えることができている」と見方だ。
3市場の売買高は136.2億株と増加(過去20日平均は113億株)。
主要3指数は週間も月間でも上昇。
4月の個人消費支出は前月比13.6%減と1959年の統計開始以降で最大の落ち込みとなった。
ただ、新型コロナ対策として1人当たり1200ドルの現金が支給され失業給付が寄与し個人所得は10.5%増。
過去最大の伸びとなった。
10年国債利回りは0.652%。
2年国債利回りは0.64%。
原油先物価格は5%上昇。
5月の月間上昇率は過去最高の88%。
北海ブレントは約40%の上昇で1999年3月以来の伸び。
ドル円は107円台後半。
恐怖と欲望指数は50→52。
 
週間ベースではNYダウは3.8%高、2週続伸(累計7.2%上昇)。
NASDAQ総合指数は1.8%高、2週続伸(同5.3%上昇)。
S&P500指数は3.0%高、2週続伸(同6.3%上昇)。
月間ベースではNYダウは4.4%高、2カ月続伸(同15.8%上昇)。
NASADAQ総合指数は6.8%高、2カ月続伸(同23.2%上昇)。
S&P500指数は4.5%高、2カ月続伸(同17.8%上昇)。
 
 
週末の日経平均は寄り付き109円安、終値38円高と5日ぶりの反落。
ただ日足は今年初の5日連続の陽線。
日経ジャスダック平均は11日続伸。
アンジェスが6%超上昇しマザーズ指数年初来高値更新のけん引役となった。
グロースからバリューへの資金シフトが進んだ週。
経済活動再開を好感し日経平均は週間で1489円上昇し週足は2週連続陽線。
月間では1684円(8.34%)上昇。
上昇幅は1015年10月以来4念7カ月ぶりの大きさ。
5月月足は2カ月連続陽線。
東証1部の売買代金は4兆6424億円。
MSCIの銘柄入替もあったが実質も拡大した印象。
値上がり674銘柄(前日1530銘柄)。
値下がり1438銘柄(前日538銘柄)。
新高値110銘柄(前日82銘柄)。
新安値銘1銘柄(前日0銘柄)。
4日ぶりにゼロでなかった。
騰落レシオは132.15(前日136.27)。
NTレシオは13.99倍。
サイコロは8勝4敗で66.67%。
右肩上がりの25日線(20265円)からは7.96%のプラスかい離。
右肩下がりの75日線は20259円。
かすかに右肩上がりに転じた200日線(21657円)から1.02%のプラスかい離。
右肩上がりの5日線(21445円)から2.02%のプラスかい離。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲15.301%(前日▲16.008%)。
買い方▲7.208%(前日▲6.946%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲25.774%(前日▲21.202%)。
買い方▲9.579%(前日▲11.534%)。
空売り比率は40.0%(5日ぶりの40%台)。
空売り規制なしの比率は4.6%。
日経HVは23.2、日経VIは27.60。
日経平均採用銘柄の予想PERは20.72倍(前日20.61倍)。
EPSは1055円(前日1063円)。
暫定PERは16.68倍。
計算上のEPSは1311円。
東証1部全銘柄だと予想PERは24.41倍(前日24.31倍)。
前期基準では18.67倍。
225のPBRは1.07倍。
BPSは20446円(前日20292円)。
東証1部全銘柄のPBRは1.18倍。
225先物採用銘柄の益回りは4.83%(前日4.85%)。
配当利回りは1.65%。
ドル建て日経平均は204.26(12月13日が219.64)。
東証1部単純平均株価は6円安の2104円。
(2019年末2327円、2018年末2077円、2017年末2946円)。
売買単価は1947円(前日1619円)。
東証1部の時価総額は596兆円。
シカゴ225先物終値は大証日中比140円高の21960円。
高値22010円、安値21660円。
大証夜間取引終値は日中比190円高の22000円。
気学では「初め高いと後安の日。戻り売り方針良し」。
火曜は「安値を求めて急伸することあり」。
水曜は「数日来高続きの時は反落を見せる」。
木曜は「下放れ、突っ込みは買い。逆なら見送るべし」。
金曜は「案外高き日なり。逆に安き時は翌日高し」。
ボリンジャーのプラス2σが21737円。
プラス3σが22474円。
一目均衡の雲の上限は20176円。
9日連続で雲の上。
勝手雲の上限は20150円で31日連続勝手雲の上。
RSIが75.38。
RCIが96.15。
目標は2月21日−25日の23378円−22950円の大きなマド。
28日の先物高値22030円を抜けるかどうかが課題の月明け月曜。
 
 
週間ベースでは、日経平均株価は7.3%高、2週続伸(累計9.2%上昇)。
TOPIXは5.8%高、2週続伸(同7.6%上昇)。
東証マザーズ指数は6.0%高、8週続伸(同65.5%上昇)。
日経ジャスダック平均は2.7%高、5週続伸(同10.8%上昇)、
東証2部指数は4.2%高、5週続伸(同12.0%上昇)。
東証REIT指数は5.0%高、2週続伸(同9.5%上昇)。
 
月間ベースでは日経平均株価は8.3%高、2カ月続伸(同15.7%上昇)。
TOPIXは6.8%高、2カ月週続伸(同11.4%上昇)。
東証マザーズ指数は24.1%高、2カ月続伸(同58.4%上昇)。
日経ジャスダック平均は7.8%高、2カ月続伸(同15.7%上昇)、
東証2部指数は8.3%高、2カ月続伸(同17.7%上昇)。
東証REIT指数は5.0%高、2週ぶり反発。
 
 
《今日のポイント6月1日》
 
(1)日足は5日連続陽線
 
(2)日経ジャスダック平均は11日続伸。
 
(3)新高値は110銘柄と3ケタ(新安値は4日ぶりに1銘柄)。
 
(4)右肩上がりの25日線(20265円)からは7.96%のプラスかい離。
   かすかに右肩上がりに転じた200日線(21657円)から1.02%のプラスかい離。
 
(5)空売り比率は40.0%(5日ぶりの40%台)。空売り規制なしの比率は4.6%に低下。
 
(6)ドル建て日経平均は204.26(12月13日が219.64)。
 
(7)ボリンジャーのプラス2σが21737円。プラス3σが22474円。
 
(8)RCIが96.15まで上昇。
 
(9)SOX指数は2.65%上昇。ダウ輸送株指数は35ポイント安の8969ポイント。
   225先物大証夜間取引終値は日中比190円高の22000円。
   28日の22030円を抜けるかどうかが課題。
 
 
 
今年の曜日別勝敗(5月29日まで)

月曜8勝10敗
火曜10勝9敗
水曜10勝9敗
木曜9勝12敗
金曜9勝11敗。
 
土曜日経朝刊1面では「株主至上主義に転機」の見出し。
コロナ支援先の米欧の企業の配当や自社株買い抑制の動きが出ているという話。
IMFのゲオルギエバ専務理事は「銀行は融資のために内部留保を」。
FRBは「企業支援では、返済から1年後まで還元停止」。
今まで世界の先頭を走ってきた欧米市場の強さの源は「還元」。
ココで劣っていたのは日本企業だった。
ということは、ようやく同じフィールドで戦えることになる。
これは日本株にとっての強さにつながるに違いない。
 
「医療のために経済がある訳ではない。
社会のために医療はある」。
ここ数カ月のモヤモヤとした疑念を溶かしてくれた一言。
専門家と専門家の領域争いというよりは専門バカ同士の睦みあい。
日陰の部門に日が当たった時の反応のすごさというところだろうか。
ただ個人的にはいわゆる専門家にうさん臭さを感じていたのも事実。
この感覚は間違ってはいないような気がする。
専門家の判断ミスというのは未来永劫問われることはないのだろうが・・・。
 
225の日足チャートをひっくり返してみて気が付くこと。
24000円で3回底打ちしておりこれが相当なサポートになっている。
(18年1月、18年10月、今年1月)。
ということは元に戻してみると、24000円が岩盤の抵抗帯になっているということ。
4度目の正直にトライできるかどうかが問われてくるのかも知れない。
因みに逆のチャートはグッドイシューのケンミレ無料チャートの「どっ天」で見ることができる。

https://www.miller.co.jp/
 
 
大和のレポートの指摘。
「日本企業の配当支払いが始まった。
その合計は5兆円規模。
一部は再投資に回ろう。
6月終盤から7月初にかけ日経平均の勝率が向上する傾向がある。
特に大きな配当支払いはバリュー株に多い 。
米国では3・4月でMMFが1兆ドル以上積み上がった。
ITバブル後やリーマン・ショック後でも見られた現象。
MMFの取り崩しと同時期に、日本における海外投資家の買いが始まった。
足もとの海外投資家は15週ぶりに買い越しに転換した(現物+先物)。
MMF資金の流動化の兆しかも知れない。
MMF残高は約4.8兆ドルと巨額。
世界の金融市場だけでなく米国消費を潤すなどの好影響に注目できる」。
 
 
週末のNYダウは17ドル安の25383ドルと続落。
一時25482ドルまで上昇した場面もあった。
NASDAQは120ポイント高の9489ポイントと反発。
高値は9505ポイント。
S&P500は14ポイント高の3044ポイントと反発。
ダウ輸送株指数は35ポイント安の8969ポイント。
SOX指数は2.65%上昇。
VIX指数は27.51。
3市場の売買高は136.2億株と増加(過去20日平均は113億株)。
225先物CME円建ては大証日中比140円高の21960円。
ドル建ては大証比日中比145円高の21965円。
ドル円は107.63円。
10年国債利回りは0.652%。
2年国債利回りは0.64%。
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
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ソフトウェア開発の比重が9割超。
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第3四半期決算は、売上高が102億900万円(前年同期比11.6%増)、
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通期予想の同利益11億8000万円(前期比7.7%増)を上回った。
国内企業のIT(情報技術)投資の拡大局面は追い風。
 

(兜町カタリスト櫻井)